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木を切るということ・竹林の伐採/沼尻真一

JUGEMテーマ:小説/詩


竹は毎年5月には出現し、一夜にして1mも伸びることがあります。
竹を伐採してみると、そのコツは、まさに 
二人の阿吽の呼吸だとわかります。

しなるという竹本来の性質から、伐採したときに
一気にそのしなりが開放され、はじけます。
そのはじけの方向をうまく抑制すること、
そして竹の倒す方向を決めるなど
長さ20m〜30mの竹は倒してみると、その長さに圧倒されます。



竹の枝葉は、ちょうど 返しになっていて、
竹やぶから運びだそうにも、向きを間違えれば
返しが絡まってまったく竹やぶから、
運びだすことができませんでした。

この枝葉は、これから種をまく 五月豆などの
支柱に用いることで、ネットを使わずに
育成することができます。



隣の農家のおじさんがもらっていくというので、
枝葉を分けることができました。
もうこの辺りにも、あたりまえにあった
竹林や篠山などがなくなったからだと思います。




◆日本の竹林の面積推移
昭和45年 15万ha  →  平成 15年 5万ha

筑波研究学園都市内にあって、この竹林がいつまでもつのか
分かりませんが、少しでも長く大切にしていけたらと思っています。

























幻のハス・レンコンの栽培と料理

JUGEMテーマ:日記・一般

 
水戸から川田さん、中島さんが来て、

鎌倉から元四季の味の編集長の八巻さんが来た。

当然夜、どこで食事をしようかと言うことになるが、

残念ながら、僕には毎週通っても飽きないような

店はつくばにはない。

元々、外食が好きな方じゃないからだけど、

自分で野菜を作り出したら、もっと興味がなくなった。

一応東京だったら、無地産で構わないから

4軒くらいあればそれをぐるぐる回ればいいから何となく成り立つ。

まして、地方だから地産地消で行こうとなれば、さらに狭くなる。

そういえば、気の利いた集まりとなれば、

今から20年前も、そして今も

つくばでのお決まりは、いつも「すし屋」集合だったりするから

何も変わっていないな。

ここでしか食べれないものが

つくばにない事はやっぱり残念だ。


そんなこんなで今日行った店も、つくばでは名店と言われた店だけど

金曜日だというのに、僕たち以外にお客がいなかった事は

どうも気になった。


茨城産のレンコンの話になったときに

そういえば、レンコンの味が昔にくらべ筋ばっているようで、

どうも最近味が変わった気がすると

八巻さんから話が出ると、

川田さんは技術者としてレンコン農家を支援していた時代があるらしく

実は、今のレンコンは台湾種のレンコンばかりで

浅めにできるレンコンで掘りやすく、収量も多い。

昔のレンコンは、中国種のレンコンで

深場にでき、収量も多くないために

ほとんどの栽培している人がいなくなってしまったという。

レンコンのふるさと出島村(現:かすみがうら市)は、

これからレンコン出荷の最盛期になる

そんな貴重な中国種のレンコンを探してみようと思う。










































堆肥をつくる − つくばハーブ農園



 
雑草と格闘しながら、草取りをして

その雑草を山のように積んでおくと、土になる。

土になったから良かったね、と思い

畑にすきこんだら、たちまち雑草が復活した。

自然に放置した堆肥づくりなんて

雑草の種をまいてるようなもんだから、

辞めたほうがいいって、おじさんから言われた。

やるんだったら、雨にかからないようにすること。

米ぬかなどを混ぜて、地温をちゃんと上げてあげること、

栄養が底から染み出して流出しないようにすること

などなど、本格的な堆肥づくりはまだまだこれからになりそうだ。











秋の匂いそれは野焼きの香り − 沼尻真一





つくばでも田んぼの稲刈りが一斉に行われる時期となった。

今年は日照不足の影響から、稲刈りが遅れた。

稲刈りが終わった後、

農家は、籾殻を乾燥機にいれて脱穀がはじまる。

その籾殻を畑に置き、

あるいは、田に刈られたわらに火をつけ

野焼きがはじまる。

今日のような秋晴れの、風のない夕暮れ

窓をあけると、野焼きの香りが立ち込める。

それがふるさとの秋の匂い。

秋がきたなと感じる瞬間だ。













原木しいたけ 生える。 − つくばハーブ園



去年の4月に菌を植えた原木しいたけがやっと生えた。

つくばハーブ農園の南側にあった、クヌギ林が伐採され

その伐採された、クヌギの大木を隣の農家のおじさんの

発案で、隣近所のおじさんたちと一緒に原木しいたけをつくった。

クヌギに菌が回ることによって、

しいたけが出ると言われ、逆さに立てかけたり

したけどやっと出た。




売っているしいたけと、どこかちょっと違うけど

これが本物なのかもしれないな。




















 

初めて茨城県庁へいって、ゴーヤに気づく− 沼尻真一



生まれてはじめて、新しい茨城県庁へ行った。

いばらき食のサポーターという、

手伝いをさせてもらっているので

うまいもんどころ推進室の川田さんや

中島さんのところに伺った。

川田さんもゴーヤを今年作っていて、

今年はひたちなか市でもウリ科の野菜が本当にだめで、

特にゴーヤが全然できなくて、と川田さんが言うので、

実は、僕も今年ゴーヤをつくっていて

つくばの農家の人たちと先日、部落の葬式の手伝いのときに

今年はウリ科が全然不作だと

話したばかりだった。

部落の葬式というのは、今年の作物の出来、不出来を

教えてもらう場所になっている。

特にゴーヤの出来は本当に悪くて、日照不足が

影響していると思う。

広い茨城県内でも、県北、県南ともにゴーヤのできない年だったんだと

県庁に行って気づいた。

犬を飼っている人どうしがすぐに仲良くなれるように、

野菜作りは、

うちのゴーヤはとか、

うちのきゅうりはとか言って

友達がすぐにできるのも面白い。













 

しょうが栽培のコツ、さつまいも栽培のコツ − つくばハーブ園

つくばハーブ農園


●しょうが栽培のコツ

 美味しくないしょうがは、食べたときにすじばっていてとても辛くなる。

 これも化成肥料や、鶏糞だとすじが残るのである。

しょうが栽培のコツは、その元肥に何を使うかである。

そのコツは「魚かす」を使う事。

 元肥はもちろん大事だが、追肥もすること。

 追肥とともに、土寄せを2回はやること。






●さつまいも栽培のコツ

 さつまいもは、肥料をやらないこと。

 赤土、砂状の土など、栄養価がなく、
 水はけの良い土壌が適地。

 土寄せを2回ぐらい、つるがえしを2回ぐらいはやること。

 つるがえしをなぜやるかと言えば、

 つるの新芽が延びすぎてしまい、

 さつまいもに栄養が行かずに

 つるに栄養がいってしまうのを防げるからだ。





 
専門農家のおじさん曰く

こぶしのように、大きいさつまいもを育てるのは誰でもできんだから。

そうじゃなく焼き芋でも見た目がいいような
細長い形にするのが一番だ。

これが、さつまいも栽培の流儀らしい。


関東ではGW頃に苗を植えて、一年でもっとも晴れる日である
11.3文化の日にゲストを招いて収穫祭を行なうというスケジュールが
つくばハーブ農園ではお勧めしています。


芋好きにはたまらない、日本一の「いらばらきの乾燥芋」は
こちらから。

沼尻真一











 










スイカ栽培のコツ/なぜスイカが空洞・綿状になるのか?−つくばハーブ園



今年実ったスイカの中に、中身が綿状になっているスイカがあった。

たとえば、少し空洞になっているようなものも近いと思う。

そのようなスイカがなぜできてしまうか考えてみた。

・鳥の被害にあわないように、 ハウス内で栽培したため
 水やり不足になってしまったからではないか?

だから来年は水やりに気をつけようと思っていた。


しばらくして、近所の先輩農家
スイカ栽培のプロのおじさんにこの相談をしたところ


■スイカを空洞やわた状にしない、
 スイカの産地茨城県つくば市農家の秘伝公開!

1、水は絶対にやってはいけない。
  井戸水は特に、水道水もやらないこと。
  自然の雨水は良いが、水はやってはいけない。
  理由は、苗がびっくりするから。

  つまり萎縮してしまうらしい。

  雨水を畑で貯めて置くようにする工夫をすること。

2、スイカの中身が綿状になる、空洞ができるなどは
  あかるみすぎ(熟しすぎ)で、収穫期を逃していることが原因。

  農家では、雄しべと雌しべを人工的に受粉させた日を管理し、
  受粉から、●●日目で収穫というように、スイカは完全に
  コントロールできる作物である。

  また一つの苗から、何個というように
  大きなおいしいスイカをつくるために、
  いくつも、実をつけないように摘果してしまうこと。

  どこの花にその実をつけるのかは、
  苗元に近い方なのか、苗先なのかも説明されたが
  ここでは曖昧なので、紹介しないが、
  何番目の花に受粉させるかも決まっている。

・化成肥料は絶対に使わないこと。

 鶏糞も良くない。窒素分が多すぎる。

 スイカの中身に黄色い筋が入りすぎるし、
 後味にクセや匂いがのこるため。

  元肥に魚かすが良いとの事。



この縦長のスイカは、特別種のくろべスイカ

上手く収穫できたら、記念にスイカの似顔絵にも挑戦してほしい!

●世界初!スイカ似顔絵コンテストや、いろんなスイカの紹介

http://numajiri.jugem.jp/?eid=38



●どのようなスイカ栽培方法が良いか?

人工授粉をさせずに、ほったらかしのスイカをつくる場合

・1番目になったスイカよりも、後からなるスイカの方が大きくなる。
 だから大きさで収穫してはいけない。

 また時期的にみても初夏〜晩夏にかければ、
 日照時間や温度が上がるので、後からなるスイカの方が、
 収穫のタイミングがどんどん早くなる事を知っておくこと。 

・スイカがなったら、なった日に目印をつけることと、
 カレンダーに目印をつけて、総日照時間数で
 どんなにスイカが小さくても、それで収穫すること。

・これは教えてもらったことではないが、もうひとつの目安として
 スイカの実の一番近くにあるツルが茶色く枯れていたら
 収穫してもいいとのこと。
 
 ※ただ今までこの目安で収穫期を逃したことがある。
   つまりこの方法は、よく本に紹介されているが、
   じゃがいもでもそうだが、苗が枯れてくるといいというのは
  農業の原則からすれば、熟しすぎというように考えて良い!

  つまりスイカも熟し過ぎれば、空洞、綿状になるし、
  新じゃがと言っても、苗が枯れての収穫よりも
  苗がまだ元気なうちに、そっと地中から食べる分だけを
  取り出していった方が、よっぽど新じゃがで美味しいのだ。

  だから実践の農業は、本に書いていないことばかりだし
  収穫できるようになれば、次に目指すは味や質だから互いに努力したい。


 水をやらなければ、スイカは小さくなる。
 しかし、そのスイカは糖度が高いおいしいスイカとなるとの事だ。




日本の夏

スイカをおいしく作れるようになれば、農業は上級になる。







● 沼尻真一の本棚   
  Shinichi Numajiri Index


 ・沼尻真一の茶道や茶の湯に関する記事

https://profile.ameba.jp/ameba/chazenichimi










































































































































 

日本の夏の花、それはムクゲ・槿。茶花としても−つくばハーブ農園


ムクゲ/槿は夏に一番好きな花。

つくばハーブ農園にあるムクゲは今年も満開に咲いてくれた。

韓国では槿は日本の桜と同じように広まっているが、
日本ではそれほど知られていないと思う。

ムクゲの美しさがもっと知られていくといいのに。





●文化の中でのムクゲ

八坂神社
(ちまき)の御守りの代用の花、御茶事の花、生け花として、もとは源氏の武士の間で、今では一般に広く栽培されている。
儒教や道教では、帝舜の名前に使われ徳を象徴する花としてあつかわれ、仏教では「一切空」の概念を表す「シュニャータ」(サンスクリット)を「舜若多」と書くことから、仏法を象徴する花とも考えられてきた。
白楽天の詩の一節は「槿花一日自成栄」(槿花は一日で自から栄を成す; 仏法があっというまにひろがったことを指す)であって、「槿花一日の栄」ではない。


● 薬用植物でもあるムクゲ

・樹皮を乾燥したものは木槿皮(もくきんぴ)、槿皮(チンピ)という生薬である。抗菌作用があり胃腸薬や水虫など皮膚炎の薬に配合される。

・花を乾燥したものは木槿花(もくきんか)、槿花(チンファ)という生薬である。皮膚炎、胃腸炎、下痢止め等に用いる。




 


茨城県坂東市の農産物特産品は岩井ねぎ・坂東ねぎ − つくばハーブ農園




今日は茨城県坂東市に行った。

坂東市の人と世間話から
農産物の特産品を聞いたところ、
ねぎとレタスだと教えてくれた。

岩井ねぎ、坂東ねぎとして全国的に
知られているそうだ。

坂東市では、このねぎとレタスを使った
鍋料理を「祝い鍋」と命名して、
坂東市の新たな名物料理にしているらしい。


茨城県に生まれて長く暮らしているのに
つくば市の隣の旧岩井市、現在の板東市で
品質の良いねぎが生産されていると知らなかった。

スーパーに行くと、高知県産のなすが売られ
つくばハーブ農園には、収穫できないほど
多くのなすが実っていて、ボケなすになってしまったものは捨てている。

日本第三位の農業生産県である茨城県だが、
スーパーでは、他の県からこれだけ多くの野菜を
仕入れて販売しているということは、
南北に長い日本列島の気候を利用して、
年中、野菜を仕入れて販売したいということからなのだろうか?

それとも、イオングループの傘下に入った
カスミストアなどは、イオンの一括大量仕入れの元に
生鮮食品がならぶからなのだろうか?

しかし、良く考えてみると
確かにその生産地では、
旬であったとしても
鹿児島や四国と、茨城県では桜前線でも違うわけで
つくば市では旬ではない。

旬のものを食べると長生きをすると言われるそうだが、
これだけスーパーの流通が完備されると

「いま、何が旬なのか?」そこに住んでいても、
誰もまったくわからないという
現象が日本中いや世界中発生しているのかもしれないな。

地産地消と良く聞くが、狭い日本では、市、県、国単位でもくくれるし、
大陸でもくくれる。
フードマイレージが係る事が良くない事のように言われるが、
確かにCO2は排出が増えるだろうが、なんでも遺伝子を組み替えて
品種改良して、まずくても国産にすればいいってもんではないので、
すべてが悪いことではないと思っている。

だから自分の地産の地はその時々で、くくりを適当に変えている。
つまり日本でもいいし、地球でもいいし、茨城でもいい
何でもありの括りだ。

テレビで料理番組をやると、スーパーでの
その日の食材の売れ行きに影響をあたえている今
家庭の料理をあずかる、
主婦にもわかりにくくなっているんだと思う。

「旬のものを美味しくいただく」というのは、
その場所で収穫された旬のものを、その地でいただくという事であり

「地産地消」は、その地のものを単に食べればいいという事ではなく

「旬」の「地産地消」であるべきだろう。

「旬地旬食」でよいのでは。

沼尻真一