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鬼が笑う【あなたの七宝はなんですか?】男の茶道★沼尻宗真





釜ひとつあれば茶の湯はなるものを
よろづの道具をもつは愚かな
利休百首


【霰の茶釜】
鬼面の鐶付に霰
鬼に霰!ってどこかで聞いたことありますな。

釜の事を知りたくて
いくら沢山の釜を見ても見ても
なんだか良くわかりません。

皆さんも釜の事はどこで学べば良いか
ぜひ先生にも聞いてみてください!





私は青銅器
泉屋博古館 京都か根津美術館で学べました。


ちなみに、外国人の方から


【炉縁は七宝蒔絵】
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七宝とは、仏教の無量寿経の
「金、銀、水晶、瑠璃(るり)、
瑪瑙(めのう)、珊瑚(さんご)
、しゃこ」の七つの宝を指しています。
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同じ大きさの円を重ねる文様を
「七宝文」といい、連続させたものを
「七宝つなぎ」と呼びます。
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そんな円、輪が脈々と繋がり
広がる姿は、人と人とのつながり、
和つなぎを表しています。
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先祖や家族、知人友人、同僚、先輩、
後輩等々人とのつながり以上の宝は
この世にはありません。
つまり七宝はそれを伝えています。
..
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今回の茶会のテーマとなった
「絆」に相応しい炉縁でした。
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【光悦会】第104回 京都 鷹ヶ峯 光悦寺2019★男の茶道★沼尻宗真



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1615年大坂夏の陣の後
豊臣方に通じていたとして
自害させられ、その後徳川家康より
この鷹峯の地を拝領します。
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本阿弥一族や町衆、職人など
法華宗徒仲間を率いて
移住し芸術村を作りました。
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光悦の死後、光悦の屋敷は
光悦寺となり、年に一度




瀬戸黒茶碗「ワラヤ」
道入赤茶碗「アカエボシ」
茶杓 光悦作
光琳筆 秋好中宮
茶入中興名物
瀬戸 野田手「宮城野」等々……
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当代一流の道具での
取り合わせはもちろん
庭、点心、半東など
全てが学びとなる茶会です。


瓢亭さんの点心
出汁の取り方から、ご飯の炊き方、焼き方など
茶懐石を全て教えていただき、
桐陰席にて茶事をさせていただきます。



利休居士の弟子
古田織部が光悦の茶の湯の師で
あったことを知れば
皆が師とは違った美を
表現している事に気づきます。

つまり茶の湯にしても
茶碗にしても

そのまんま
真似をしている弟子は
いないという事です🌿
.



本阿弥光悦を知るためには
母 本阿弥妙秀の存在が何より重要です。

「金銀を宝と好むべからず」

「先祖の善心なるに増りたる宝のあるべきか」

として
つましく暮らすことを旨として
光悦を育てたとされています。


故に光悦は寛永14年(1637)
80歳で世を終るまで
「小者一人、飯炊き一人」の 
簡素な暮らしを貫いたと
伝えられています。




令和元年・大嘗祭【大嘗宮 詣】★男の茶道★沼尻宗真





大嘗宮 詣をしました。
grand thanksgiving rite
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天皇陛下により「大嘗祭」の
中核儀式「大嘗宮の儀」が
11月14日午後6時半過ぎから
「大嘗宮」で執り行われました。
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皇居東御苑に建てられた
大嘗宮の悠紀殿・主基殿において、
天照大御神をはじめ天神地祇をお招きし、
天皇陛下御自らお祭りを行われる、
一代一度の新嘗祭が大嘗祭です。
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斎田で収穫された米、
粟や白酒黒酒などの神饌を奉り、
御自らも召し上がることで
神々はさらに威力を増され、
陛下もその威力をお受けになられるそうです。
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かつての日本では新嘗祭の日までは
天皇陛下と同じように新米を
口にしない風習もありました。
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. 飛鳥時代の皇極天皇の時代に
始まった新嘗祭の日は、戦前は
「新嘗祭の日」として祝日でした。
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grand thanksgiving rite
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first ceremonial offering of 
rice by newly-enthroned Emperor.



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東京都庭園美術館にて【作陶と茶席】を開催 2★男の茶道★沼尻宗真

TokyoMetropolitanTeienArtMuseum"Kōka" Teahouse, in the garden .japaneseteaceremony



11月16日 

蒼く澄んだ空に

色づきはじめた紅葉が輝くなか、

東京都庭園美術館

重要文化財 茶室「光華」にて


◼️「絆」をテーマに茶会


皆さん大切な方とのご縁の中で

日頃支え合う姿は、

まさに「一期一会」の心に

通じております。



軸は「諸悪莫作 衆善奉行」

一休禅師でおなじみの

大徳寺真珠庵の西垣大道和尚様です。


「一期一会」これは仏教では

「生涯の出会い」をあらわします。


たとえ同じ人に幾度会う機会があっても、

今日この瞬間は二度と無い、

生涯ただ一度限りの出会いを表しています。


つまり一期一会は、私たちに

「いまを大切に生きる」という

大切なメッセージを伝えてくれています。




香合は干支の亥


花は侘び助椿に蔓梅擬

花入れは沼尻宗真 作の

白磁「天指」


薄板は令和を寿ぎ私たちが

作りました「高御座板」

金沢の木下幸 作です。


書院には、

海老澤宗香が千代紙で折った

「鶴」を飾りました。





菓子は

庭園美術館の紅葉を一足先に

表した「錦秋」です。


神楽坂「梅花亭」の

ご主人 井上さんにイメージを伝え

こだわりの原料選びから

創作していただきました。




前回の令和を記念した

「重文わかる茶会」の菓子

はさみ菊同様に、

お客様からはその深い味わいと

美しさに感嘆の声が

聴こえてとても嬉しくなりました!


点前座


釜が霰釜 

炉縁は七宝蒔絵




棚は

大正天皇陛下の后、貞明皇后様の

大宮御所に昭和5年に作られた

茶室「秋泉茶室」の竣工にあわせ

裏千家十四代御家元 淡々斎宗匠より

献上された「秋泉棚」です。



その後、朝香宮鳩彦王により

昭和13年に竣工された茶室が

こちらの東京都庭園美術館の茶室

「光華」です。


★ instagram


戦火で焼失した「秋泉茶室」に

替わり姉妹茶室ともいえる

重要文化財 茶室「光華」にて

往時の面影を偲ばせていただきました。




水指は京薩摩、棗は菊桐蒔絵

茶杓は立花大亀老師「寿山」です。

茶碗は美濃の大嶋久興作の

黄瀬戸です。



今回、皆さんの手捏の茶碗

初使いの一服は、

皆さんの大切な方への思いが

確実に手から手へ伝わっていました。


これ以上の素敵なおもてなしは

ありません。


まさに「茶の心」を私たちが

改めて学ばせていただく場と

なりました。


参加者の皆様、美術館の皆様

そんな素敵な場所に

立ち会わせていただき

本当にありがとうございました。


またいつか皆様の育った茶碗に

再会できる事を楽しみに

しております。


◼️参考資料

 昭和の哲学者 森信三先生の言葉


人生、出会うべき人には


必ず出会う


しかも、一瞬遅からず、早からず


しかし、内に求める心なくば


眼前にその人ありといえども


縁は生じず












 "Ceramics and tea ceremony"

For important people. Making tea bowls and making tea-

.

has been held. .

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Using a teacup

Your first dose is yours

Thoughts on important people

It was transmitted from hand to hand.

.

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After Emperor Taisho, Empress Teimei

A tea house built in 1945 at the Omiya Imperial Palace

"Shusen tea room".

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Along with the completion of the tea house

Urasenke from the 14th generation of the family

The donated shelf is this “Shusen shelf”.

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Afterwards, by Asakanomiya 

A tea house completed in 1934

This is the teahouse “Gwanghwa” at the TokyoMetropolitanTeienArtMuseum.

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Instead of the “Shusen tea room” that was destroyed by the war

In the tea room “Kouka”

I apologized for the appearance of the past.

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東京都庭園美術館にて【作陶と茶席】を開催 1★男の茶道★沼尻宗真


★instagram


11月16日 

蒼く澄んだ空に

色づきはじめた紅葉が輝くなか

東京都庭園美術館

重要文化財 茶室「光華」にて


【作陶と茶席】

−大切な人のために 

  茶碗を作り茶を点てる−


を開催しました。 


茶道において特別な存在

それが「茶碗」です。



それは亭主からお客さまに

手から手に伝わる

唯一の道具だからです。


つまり亭主の代わりと

言っても過言ではありません。


なんと、今回は 


そんな茶碗を

参加者の皆様が自ら


「大切な家族や友人に

  思いを寄せて作る」というコンセプトで


手捏ねで作陶し

さらに


「自ら初使いの茶碗の一服でもてなす」


という


東京都庭園美術館の企画

「茶道の真髄」を

捉える事となりました。



陶芸家であっても難しいと

される茶碗づくりを

今回皆さんに丁寧に指導、焼成

していただいたのは

白金陶芸教室を主宰されている

角谷啓男先生です。



◼️茶碗の贈呈式


まずはお待ちかね

皆さんの焼き上がった茶碗の

贈呈式を行いました。


角谷先生からは、


「皆さんの手捏ねの跡が

 良い景色になりました!」


と総評をいただき、皆さん初めてみる

焼き上がった自分の茶碗に

感嘆の声があがりました!



◼️初使いの茶碗で

 感謝の一服でおもてなし


茶筅の扱い方やお湯の温度や量、

おいしい抹茶の点て方を

皆さんと一緒に、恒例の秘密の

特訓を交えながら学びました。



そして、いよいよ

皆さん初使いの茶碗を用いて


大切な方へ 

「日頃の感謝を込めて」

一生懸命 一服の茶を点て

おもてなしをいたしました。



実際に一服してみると、

皆さん見るのと使うのでは

全く印象が違う事に驚きながら、

互いの茶碗の形や色、景色を眺めながら

多いに会話が弾んだ

記念すべき初使いのおもてなしとなりました。





明日は茶席の模様をお楽しみください。







秋の京都 大河内山荘【茶室 滴水庵】男の茶道★沼尻宗真


京都 大河内山荘の
茶室「滴水庵」を
拝見しました。
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昭和9年(1931年)
百人一首の聖地、小倉山の南東に
俳優の大河内傳次郎氏が
永遠の美を追究するため
自身で設計し30年の年月をかけて
大河内山荘を完成しました。
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庭全体を回遊すると
桂離宮のように、日本庭園の
醍醐味がすべて体感できる
庭園でした。 .
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炉開きの季節【寿山萬丈高】男の茶道★沼尻宗真

寿山萬丈高 
鵬雲斎大宗匠 筆
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榛、西王母
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炉開きに先生から
善哉を頂きました。
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寿山萬丈高、福海千尋深
じゅさんばんじょうたかし、
ふくかいせんじんふかしは、
長寿で福徳が大変大きいという
意味があります。
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茶人の正月と言われ
一陽来復となる霜月に
また新しい学びがありました。
茶の湯は深いですね。
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樂 吉左衞門X【深見陶治×十五代吉左衞門・樂直入】★男の茶道★沼尻宗真




 
十五代 樂 吉左衛門・直入先生と
深見陶治先生の、
初の二人展開会式/佐川美術館に
ご招待をいただきました。
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三年以上に渡る制作期間を経て、先生方の大作が発表されました。.
.樂先生は茶陶の世界で、深見先生は現代陶芸の
世界で互いに己の世界観を追求してきた事が良かった!という話が印象的でした。.



 

.最後に樂先生には茶陶を作る上での大切なアドバイスをいただきました。
本当に有難うございました。
日本陶芸史を変革してきた偉大な先輩方の
勇姿に感銘を受けました。

吉左衞門X深見陶治×十五代吉左衞門・樂直入佐川美術館 2019/10/1 〜 2020/3/29

With the 15th generation, RAKU KICHIZAEMON and Toshiharu Fukami, First two-person ceremony / at Sagawa Art Museum I received an invitation.

青花【瀬戸染付の道】★男の茶道★沼尻宗真

多治見工業高校専攻科の恩師である、
與語小津恵先生が学んだ
瀬戸市の瀬戸染付工芸館を
見学させていただきました。

與語小津恵 作  染付大皿
よごこずえ
瀬戸染付工芸館収蔵
.
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愛知県立芸術大学陶磁専攻卒業
愛知県立芸術大学院陶磁専攻修了
瀬戸染付研修所修了
.
現在は豊田市にて作陶され
個展を中心に活動されています。

先生の水墨画のような優しい染付は
「染付濃(そめつけだみ)」という技法で
表現されています。
私も先生から指導いただきましたが
習得するには本当に難しい技法です。



瀬戸染付の起源は
19世紀初江戸時代に瀬戸村出身の
陶工加藤民吉が、九州の地で
磁器の製造技術を身に付け、
瀬戸に持ち帰り普及させたことが
始まりとされています。

江戸時代染付の原料となる
呉須/コバルトは希少であったことから、
尾張藩が管理していました。

染付といえば有田焼がありますが、
瀬戸染付の特徴は地元で採取されていた
「地呉須」を原料とし、
深い紺碧の耀きが特長です。

私の住む多治見や東濃一体でも
天然の地呉須を採取でき
陶芸学校の先生に見せていただいた
記憶がありますアート


風鈴唐物由来の染付水指を
運びで用いたり、
涼しげやな〜という理由から、
生地の棚に置いたら
寒気がするのは
茶道あるあるではないでしょうか。

今年のような盛夏に
染付の茶席なら
いっそう涼を感じます金魚


染付楼閣山水図茶入
19世紀 川本半助 作・アーレンス社 輸出用


瑠璃釉宝尽図手桶形花生
19世紀 作者不明

染付唐草文手桶形花生
19世紀 川本半助 作・アーレンス社 輸出用

染付と一言で言っても国内外産地により全く
違う表情と雰囲気です。



煎茶道【常滑・朱泥の急須を知る・鯉江廣先生】男の茶道★沼尻宗真



昔はどこの家でも

真っ赤な急須がありました。

私も祖父母に育てられ
朝から晩まで飲み物といえば、
自家製の苦い煎茶でした。

あの 真っ赤な急須 は
どこの焼き物か
皆さんは知っていますか?

愛知県の常滑焼が
「急須のふるさと」なんです。

今回は伊藤嘉章先生が総長を
務める愛知陶磁美術館で開催された、

「やきものの技法から常滑を知る」
鯉江 廣先生の急須制作の
公開講座を聴講いたしました。


常滑は知多半島で海に囲まれた
開放的な窯業地で、
私ももう5回以上訪れています。
古い窯場の街並みがカフェや
ギャラリーなどに美しく活用されています。

また映画「20世紀少年」のロケ地
としても有名です。





鯉江先生は、常滑市指定
無形文化財保持者であり
日本工芸会東海支部長も務められています。



急須のパーツは全部で五点

田んぼの下の田土に長石や
弁柄を混ぜ粘土を作っています。



急須作りには様々な道具と
茶漉し作りなど、繊細な技術が必要です。

厚さは大体2ミリ〜3ミリで
ロクロがひかれ、全体が
驚くほど軽いです。


胴の部分だけで
240グラムの粘土です。



紙のように薄い茶漉しに
一つ一つ穴をあけて仕上げます。





鯉江先生のお父様が開発した
板作りの平たい茶漉しは、
深蒸し茶などの詰まりを
防ぐ為に発明したもので、
現在手作りしているのは
鯉江先生だけとの事です。

通常の茶漉し  丸善製茶株式会社

蓋は
・平や盛蓋
・落とし蓋
・印籠蓋
デザインにより使い分けるそうです。


あわせて企画展も開催され
愛知県全体のやきものを
理解する事ができました。


人間国宝 三代 山田常山先生





急須の展観だけでも楽しいです。
7月7日まで愛知陶磁美術館で
開催されていますのでオススメです。

ちなみに、
日本で一番陶磁器を所蔵しているのは
この愛知陶磁美術館だと実感します。

茶道や煎茶をしている方はもちろん
日本全体の陶磁器を深く知るには
とても参考になる美術館です。

見学は一日がかりでお願いします💧