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東京都庭園美術館にて【作陶と茶席】を開催 2★男の茶道★沼尻宗真

TokyoMetropolitanTeienArtMuseum"Kōka" Teahouse, in the garden .japaneseteaceremony



11月16日 

蒼く澄んだ空に

色づきはじめた紅葉が輝くなか、

東京都庭園美術館

重要文化財 茶室「光華」にて


◼️「絆」をテーマに茶会


皆さん大切な方とのご縁の中で

日頃支え合う姿は、

まさに「一期一会」の心に

通じております。



軸は「諸悪莫作 衆善奉行」

一休禅師でおなじみの

大徳寺真珠庵の西垣大道和尚様です。


「一期一会」これは仏教では

「生涯の出会い」をあらわします。


たとえ同じ人に幾度会う機会があっても、

今日この瞬間は二度と無い、

生涯ただ一度限りの出会いを表しています。


つまり一期一会は、私たちに

「いまを大切に生きる」という

大切なメッセージを伝えてくれています。




香合は干支の亥


花は侘び助椿に蔓梅擬

花入れは沼尻宗真 作の

白磁「天指」


薄板は令和を寿ぎ私たちが

作りました「高御座板」

金沢の木下幸 作です。


書院には、

海老澤宗香が千代紙で折った

「鶴」を飾りました。





菓子は

庭園美術館の紅葉を一足先に

表した「錦秋」です。


神楽坂「梅花亭」の

ご主人 井上さんにイメージを伝え

こだわりの原料選びから

創作していただきました。




前回の令和を記念した

「重文わかる茶会」の菓子

はさみ菊同様に、

お客様からはその深い味わいと

美しさに感嘆の声が

聴こえてとても嬉しくなりました!


点前座


釜が霰釜 

炉縁は七宝蒔絵




棚は

大正天皇陛下の后、貞明皇后様の

大宮御所に昭和5年に作られた

茶室「秋泉茶室」の竣工にあわせ

裏千家十四代御家元 淡々斎宗匠より

献上された「秋泉棚」です。



その後、朝香宮鳩彦王により

昭和13年に竣工された茶室が

こちらの東京都庭園美術館の茶室

「光華」です。


★ instagram


戦火で焼失した「秋泉茶室」に

替わり姉妹茶室ともいえる

重要文化財 茶室「光華」にて

往時の面影を偲ばせていただきました。




水指は京薩摩、棗は菊桐蒔絵

茶杓は立花大亀老師「寿山」です。

茶碗は美濃の大嶋久興作の

黄瀬戸です。



今回、皆さんの手捏の茶碗

初使いの一服は、

皆さんの大切な方への思いが

確実に手から手へ伝わっていました。


これ以上の素敵なおもてなしは

ありません。


まさに「茶の心」を私たちが

改めて学ばせていただく場と

なりました。


参加者の皆様、美術館の皆様

そんな素敵な場所に

立ち会わせていただき

本当にありがとうございました。


またいつか皆様の育った茶碗に

再会できる事を楽しみに

しております。


◼️参考資料

 昭和の哲学者 森信三先生の言葉


人生、出会うべき人には


必ず出会う


しかも、一瞬遅からず、早からず


しかし、内に求める心なくば


眼前にその人ありといえども


縁は生じず












 "Ceramics and tea ceremony"

For important people. Making tea bowls and making tea-

.

has been held. .

.

Using a teacup

Your first dose is yours

Thoughts on important people

It was transmitted from hand to hand.

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After Emperor Taisho, Empress Teimei

A tea house built in 1945 at the Omiya Imperial Palace

"Shusen tea room".

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Along with the completion of the tea house

Urasenke from the 14th generation of the family

The donated shelf is this “Shusen shelf”.

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Afterwards, by Asakanomiya 

A tea house completed in 1934

This is the teahouse “Gwanghwa” at the TokyoMetropolitanTeienArtMuseum.

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Instead of the “Shusen tea room” that was destroyed by the war

In the tea room “Kouka”

I apologized for the appearance of the past.

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東京都庭園美術館にて【作陶と茶席】を開催 1★男の茶道★沼尻宗真


★instagram


11月16日 

蒼く澄んだ空に

色づきはじめた紅葉が輝くなか

東京都庭園美術館

重要文化財 茶室「光華」にて


【作陶と茶席】

−大切な人のために 

  茶碗を作り茶を点てる−


を開催しました。 


茶道において特別な存在

それが「茶碗」です。



それは亭主からお客さまに

手から手に伝わる

唯一の道具だからです。


つまり亭主の代わりと

言っても過言ではありません。


なんと、今回は 


そんな茶碗を

参加者の皆様が自ら


「大切な家族や友人に

  思いを寄せて作る」というコンセプトで


手捏ねで作陶し

さらに


「自ら初使いの茶碗の一服でもてなす」


という


東京都庭園美術館の企画

「茶道の真髄」を

捉える事となりました。



陶芸家であっても難しいと

される茶碗づくりを

今回皆さんに丁寧に指導、焼成

していただいたのは

白金陶芸教室を主宰されている

角谷啓男先生です。



◼️茶碗の贈呈式


まずはお待ちかね

皆さんの焼き上がった茶碗の

贈呈式を行いました。


角谷先生からは、


「皆さんの手捏ねの跡が

 良い景色になりました!」


と総評をいただき、皆さん初めてみる

焼き上がった自分の茶碗に

感嘆の声があがりました!



◼️初使いの茶碗で

 感謝の一服でおもてなし


茶筅の扱い方やお湯の温度や量、

おいしい抹茶の点て方を

皆さんと一緒に、恒例の秘密の

特訓を交えながら学びました。



そして、いよいよ

皆さん初使いの茶碗を用いて


大切な方へ 

「日頃の感謝を込めて」

一生懸命 一服の茶を点て

おもてなしをいたしました。



実際に一服してみると、

皆さん見るのと使うのでは

全く印象が違う事に驚きながら、

互いの茶碗の形や色、景色を眺めながら

多いに会話が弾んだ

記念すべき初使いのおもてなしとなりました。





明日は茶席の模様をお楽しみください。







秋の京都 大河内山荘【茶室 滴水庵】男の茶道★沼尻宗真


京都 大河内山荘の
茶室「滴水庵」を
拝見しました。
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昭和9年(1931年)
百人一首の聖地、小倉山の南東に
俳優の大河内傳次郎氏が
永遠の美を追究するため
自身で設計し30年の年月をかけて
大河内山荘を完成しました。
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庭全体を回遊すると
桂離宮のように、日本庭園の
醍醐味がすべて体感できる
庭園でした。 .
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炉開きの季節【寿山萬丈高】男の茶道★沼尻宗真

寿山萬丈高 
鵬雲斎大宗匠 筆
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榛、西王母
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炉開きに先生から
善哉を頂きました。
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寿山萬丈高、福海千尋深
じゅさんばんじょうたかし、
ふくかいせんじんふかしは、
長寿で福徳が大変大きいという
意味があります。
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茶人の正月と言われ
一陽来復となる霜月に
また新しい学びがありました。
茶の湯は深いですね。
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