多治見工業高校専攻科の恩師である、
與語小津恵先生が学んだ
瀬戸市の瀬戸染付工芸館を
見学させていただきました。
瀬戸染付の起源は
19世紀初江戸時代に瀬戸村出身の
陶工加藤民吉が、九州の地で
磁器の製造技術を身に付け、
瀬戸に持ち帰り普及させたことが
始まりとされています。
江戸時代染付の原料となる
呉須/コバルトは希少であったことから、
尾張藩が管理していました。
染付といえば有田焼がありますが、
瀬戸染付の特徴は地元で採取されていた
「地呉須」を原料とし、
深い紺碧の耀きが特長です。
私の住む多治見や東濃一体でも
天然の地呉須を採取でき
陶芸学校の先生に見せていただいた
記憶があります
唐物由来の染付水指を
運びで用いたり、
涼しげやな〜という理由から、
生地の棚に置いたら
寒気がするのは
茶道あるあるではないでしょうか。
今年のような盛夏に
染付の茶席なら
いっそう涼を感じます
染付と一言で言っても国内外産地により全く
違う表情と雰囲気です。