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安藤忠雄の十字架/沼尻真一



安藤忠雄さんの才能と、

それを求めるクライアントが

世界中にいて、見るものを圧倒する

建築が生まれるなんて

本当に素晴らしいです。


直島地中美術館も

心が洗われるような

プロジェクトでした。


・直島・小豆島の旅

http://numajiri.jugem.jp/?eid=16




瀬戸内アートプロジェクトのように、

建築・アート・デザイン・工芸が融合し

全国の地域に広がれば

日本はもっと楽しくなりそうです。



http://www.jca.apc.org/gendai/onebook.php?ISBN=978-4-7738-1616-7










永遠のフェニックス誕生/沼尻真一

先日、新宿柿傳にて

長谷川宗佳さんの半白茶会が開かれました。


今回私達はその寄付の室礼を依頼され

制作致しました。


先日京都の光悦会でご一緒した際に

改めて、

長谷川さんに今までの歩みを

お聴きする中から、

一つのイメージが生まれ

海老澤宗香さんに

まずは途中まで

描いて頂きました。


そして皆で当日完成したのが

こちらの白いフェニックスです。



あえて新聞紙を表具し、

その上にフェニックスを

描いて頂きました!


これは茶室の襖や腰貼りに

反古紙を用いて

侘びを演出する茶の湯の

伝統に倣ったものです。


身近で安価な物を見立て、

崇高な美を生み出す手法は

利休様が高価な唐物から

身近な竹を用いた事が

起源となっています。


それを今回は、

長谷川さんの誕生日

1967年12月4日当日の

新聞を反古紙に見立て、

その日常的な物の上に、

長谷川さんの人生を

イメージしたフェニックス

を描いて頂きました。



半白という50年の記念すべき茶会が

こんなに多くの方々に祝福されて

できる方は本当に珍しいと思います。


お世辞抜きに

誰に対しても思いやりある言動ができる、

長谷川さんのお人柄だとつくづく思います。


おこがましくてすみませんが、

つまり茶道なんかしなくても

すでに人格として

成就されてる方なんです。



それは自分が楽しい経験、

苦しい経験を沢山されて来たことを、

ちゃんと周りの方々に寄り添いながら、

しかし黎明へと導ける方だからと、

自分は感じています。


普通は寄り添う事もできませんから。


まぁこんな長谷川さんなので、

自分達だけで筆を納めるのではなく、

社中を含め参加者全員の80名以上の

方々に飛翔する羽を描いて

頂き、

フェニックスは完成致しました!



琴の生田流 大師範の

田中先生からは、

結婚式とかいろんな場所で

この趣向使えるじゃないですか!


と、同じく伝統芸能を嗜む方から

誉めて頂き、

感激しました‼



僕が生まれ育った谷田部町では

年末になると、

どろ市という/だるま市が開かれています。


幼少の頃、政治家をしていた祖父は

当選の度に、大きな達磨に目を描いて

ました。


本来の茶道は禅と密接に

関連しています。

開眼するという事は、

命を吹き込み、またそれが

持続するようにという

民の願いが込められています。


結婚式ならお二人の干支を

誂えるも良し、ぜひトライしたい方は

おすすめです。

一気にハレの日のパワーを

封入できますし。


そんなこんな一日が

師走にありました。


日本の伝統美をいまの美に

捉えるお役にたてたら幸いです‼


沼尻真一














ミルボール知ってます?



磁器玉


なんて名前よりミルボールにしました。


やっと新しい作品の為の釉薬試験。



新鮮な牛乳が入ってそうな

こんな入れもので撹拌します。


釉薬により、時間を変えます。


陶芸って力や筋肉いりますか?

なんて聞かれますが、


このポットミルで30キロ以上あるんで、

しかも持ち手無し。


できたら、一気に逆さまにしてあけて、

さらに水を加えて、残りを出しますから


茶道の釜の清めの50倍は

重いと思います。