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京都 桜の開花/沼尻真一

 

京都も日に日に暖かくなり、桜も開き出した。

今日から週末にかけて連日20℃という予測が

出ているから、ここからかなり開くのだと思う。

4月2日は晴・曇 4月3日は曇・雨という事で

4月2日の土曜日にお花見をするという方も

多いだろう。






































東京 奥沢「佳翠会」発足茶会・長谷川宗佳さん/沼尻真一


今日、京都では「利休忌」

 
昨日の東京では、京都で茶の湯を一緒に学んだ、
長谷川千佳さん主宰する「佳翠会」発足茶会/東京・柿傳に
参加させていただきました。
 
長谷川さんと常日頃から交流ある
工芸家の方々の作品で、点前座の道具が
取り合わされ、作られたコンセプトなども
作家ご本人から皆さん直接聞くことができました。

 
工芸をする作家も一緒に参加して
作る側、使う側が一緒に楽しめる茶会。
こんな所も自分が思う「自給の茶」の
考え方に近くてグッときました。

 
お客様も皆さん親しい方ばかりで、
和やかな雰囲気の中に、
長谷川さんご夫婦で日本文化を
発信していきたいという思いを感じる
今までに無い、清新な茶会のスタイルを
感じることができました。

 
何も無い所から、
わずか三畳の収納場所を改良し
茶室を作られてから、こんなに盛大な
茶会を主催するまでに至った長谷川さんは
多くの人から求められている存在です。

 

京都 雪柳 / 沼尻真一

 














京都 桜の開花/沼尻真一

 

京都の桜が咲きだした。
見ごろは4月2、3の土日では。

去年はちょうど旬に
冷たい雨に降られ花見どころでは
無かったから、今年こそは
良い花見ができそうな気配!











































薄茶一服 / 沼尻真一

 


点前こそ薄茶にあれと聞くものを
              そそうになせし人はあやまり 
                 利休道歌

アメリカ  ヴァージニアから来日していた
Mは毎朝薄茶の稽古をしていたという

その美味しさは仲間内でも有名で
御相伴させて頂いた


   

寮の狭いワンルームは前から思ってたけど
小間の茶室と同じだから
どこでもお茶はできますね

日本のワンルームの部屋の機能性に
外人もびっくりするけど
茶にしても狭い所を上手く使って
落ち着いた空間を作ろうなんて考えるのは日本人好み

茶碗の絵は台湾から来た中国琴の奏者
マーさんが描いた竹林と蘭で 「雙清」

Mはこれからヴァージニアに帰り
抹茶も出すカフェで働くという!

金曜日には肉と酒を飲まない敬虔なカトリック

沼尻真一






















多治見の茶事/沼尻真一

 


故郷 多治見で茶事に招いて頂いた。

風も無い穏やかな春の日の茶事は

瑞々しいものでした















京都 ハーバード大生の「夜咄茶事」/「自給の茶」の在り方を問うー沼尻真一

ドイツから来たP氏はドイツの大学を卒業してから
今はハーバード大で学び、大好きな日本を
学ぶために休学して来日し、
京都で日本文化を学んでいる。
まだ茶事の経験が浅いのに、
今回は「夜咄茶事」に招いてくれた。
沼尻真一
いつも厳寒期の年末の夜咄にしか行った事が
なかったので、釣釜の夜咄の風景は新鮮でした。
道具は全て亭主のお気に入りの物でした。
箱書きや在判のある由緒や、次第の整った道具、
会記に書ける道具か否かを気にしている方を
よく見かけますが、自分はこだわりません。
すでに市場でいくら¥という価値の決まっていて
金をだしたら買えるものに、
自分はまったく興味が無いからです。
席主と縁もゆかりもない、道具でお茶をされるより
自分が気に入っている物を使って頂いた方が
よっぽど嬉しいです。
誰の目が気になるとか、見栄とか
何十年、何百年そんなお茶をして、
それが自分の求めたお茶の姿なのでしょうか?
最初から道具は誰も持っていませんし、
代々お茶の家柄でも、それが
良い道具とは限りません。
ちょうど子供の頃、友達の家に遊びに行って、
お気に入りのガラクタを入れていた引き出しの中。
そんなプライベートな非日常の中を
一緒に覗かせてもらえるのがお茶でしょう。
会記に書ける名前は聞いたことがある作家でも、
今現在、生きているのかどうかも分からない。
どのように作っているのかも知らない、
そんな程度でも、
有名だから使えるんだなんていう
考え方や価値観が無くなったらいいと思います。
業者にレンタルを頼らなくても、
自分一人の審美眼と
美意識だけで
「自給の茶」はできるはずです。
それを今回の茶事で、
外国から来た方がちゃんと証明しました!
沼尻真一

京都 「聚光」の特注和菓子/沼尻真一


茶事でも、茶会でもいつも「聚光」の
和菓子を使わせて頂いた。

菓子の甘さ加減と、京都菓子司では
用いない、オダマキという技法は
聚光ならでは。


春の祝いにあった特別なオダマキを
お願いして作って頂いた!
高家さんの作る和菓子に見合う
器を作ってみたいと思う。

沼尻真一













京都 祇園 「阪川」/沼尻真一

お祝いを兼ねて京都祇園の阪川に
お連れいただいた。
旬の素材を大胆に用いた料理はどれも絶品。
同じ祇園の奥村さんもお祝いに駆けつけて頂いた。
当代 楽吉左衛門の独座大雄峰という銘の茶碗に
送り出された門出だったが、
作法の型に入ることは、
結局は日常の心がけだけという事がわかる。
阪川の女将さんも、多治見の弁天町出身で
京都でガンバッテはる。
弟さんは同じ多治見工業高校出身。
また今日は亡き祖父の誕生日。
圧倒的な美を発表するための努力を

しよう。




















 

恩師・裏千家の業躰先生/沼尻真一


裏千家の業躰先生方には

茶の湯を実践する者として

点前だけでなく、茶事、茶道学

そして心構えなど、沢山の事を

教えていただきました。


本当にありがとうございました。


沼尻真一



 ・沼尻真一の茶道や茶の湯に関する記事

https://profile.ameba.jp/ameba/chazenichimi