ちょうど出先に綺麗な花が入れてあった。
名前は藤房空木という。
自分にはブッドレアという名前の方が
すでにハーブとしてのなじみがあった。
藤に似た紫色。
着物でも紫色は非常に着こなしが難しい色だと思う。
なにも考えず着ている人は見ても。
紫色の着物だけは、何も考えずに着られるものでは
ないように傍からみていると思う。
外見や中身も伴って、紫に負けず
初めて着れるのが紫色の着物ではないかと思う。
沼尻真一
京都 嵯峨 小倉山の中腹にある
二尊院様に
藤原定家卿の命日 8月19日に
暗譜した小倉百人一首を
巻紙約10メートルに書きしたため、
京都での三年間の茶道修行及び
寮生活の満了の感謝と、
己の締めくくりとして
納経でなく、納歌させて頂きました。
三年間過ごした
男子寮の廊下が長くて良かった。
巻き紙をまとめて。
行く雲も 過ごしてみれば
しのばれむ
光となりや
窓の蛍は
― 友に捧ぐ
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