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「大織部展」 400年の眠りから覚める茶陶 美濃焼 ・ 岐阜現代陶芸美術館/沼尻真一 



三重の津の方々とお会いして、川喜田半泥子で話が弾んだ。

四日市を抜け津まで行くと、空が開けてきて、

開放感のある場所が津だ。

その森の中に石水博物館はある。


東の魯山人、西の半泥子と言われるが、

単純に比較することができないが、この二人の作品が

ある基準を突き抜けていることは、毎日孤軍奮闘する

現代陶芸作家が、誰も抜けきれていない事実から証明されている。






三井記念美術館の赤沼多佳先生からも教えて頂いたように、

自分がお世話になっている、岐阜現代陶芸美術館館長の

榎本徹先生渾身の企画展であるとお聞きした



今年はちょうど古田織部四百年忌であり、

桃山時代に織田信長に仕え、千利休亡き後の

茶頭指南役として秀吉〜徳川へ仕えた古田織部を、

茶の湯に精通されている榎本徹先生が編纂される。



美濃焼きは、桃山陶ルネッサンスと言われている、

それはそれまでの、焼き締や灰被りの天然色ではなく、

日本で初めてデザインとして意思を持った釉薬の色

志野、織部、黄瀬戸、瀬戸黒が

美濃焼から生まれたからである。




400年の眠りから覚め
現代の茶人に見てもらえる時がやっと来たと思う。



沼尻真一



■「大織部展」

開催場所
岐阜県現代陶芸美術館
開催期間2014/09/06〜2014/10/26
開催時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)料金一般800円、大学生600円
http://www.cpm-gifu.jp/museum/01.top/index1.html
お問い合わせ0572-28-3100


■「美濃陶芸の明日展2014」開催
 
開催場所
美濃焼ミュージアム(岐阜県現代陶芸美術館より車で5分) 
平成26年9月4日(木)〜10月19日(日)
多治見市美濃焼ミュージアム
0572−23−1191


京都・賀茂川−沼尻真一






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