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テレビを見れないとどうなるか − 沼尻真一

 

仕事をしていて午前3時30分ともなれば、あたりはまったく静かだ。
今の場所はテレビが映らないので、
もうかれこれ何ヶ月もテレビを見ていない。

仕事場にはもっぱらラジオでそこのニュースぐらいしか
聞いていない。

だからたまに新聞紙を使わなくてはいけない時に
一週間前の古い新聞記事でも、思わず見入って
自分が想像していた世界とやたらに違うので
あまりの格差にびっくりすることが多々ある。

安西水丸先生が村上春樹さんの引越しを手伝った際に
押入れに敷いてある昔の新聞を隅から隅まで読んでて
まったく引越しが進まないって話をしてくれたことを思い出した。

いま何がおきてるか知らなくても
何不自由なく暮らせる日本がありがたいと思う。
先生の仕事場ではもっぱらAMだから、永六輔さんの
痛快な言葉を聴くことができる。

女性の立場を推進した市川房江さんの弟子である
菅直人首相が何を市川さんから学んできたか
甚だ疑問だなんて、ちゃんと言えるのは
この人ぐらいのもんだろう。

大島渚、野坂昭如、大橋巨泉、立川団誌、赤塚不二夫
テレビに出てるくせにモニターに映っていない世界が
実は本当の世界だってメディアを批判し
無責任にいってた爺さんたちが
ロリコンのいま世の中にいなくなっちまったのが残念。



















各々が係わる日本について − 沼尻真一

JUGEMテーマ:アート・デザイン




各々が係わる日本について

刻々と移り行く日本に 柳田國男から宮本常一がごとく
日本民族の文化の陽炎のように、はかなく消え去るがごとし
この世の中で、各々が係わるいまそこにある
記憶と記録を願わくばジョバンニのように。