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◇Life mask

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1.23 いばらきシェフズダイレクト試食交流会を開催します。


 
これまで茨城県の食材の産地を
首都圏で活躍されているシェフの方々とともに訪ねてきました。
 
生産している各農家の方々が、料理人と直接
会うのは初めてだったという声を頂くことが
できてほんとうに良かったと思います。
 
机上の空論とか、現地、現品、現場主義とか
これまでいろんな先輩から教えていただいたとおり、
ネギひとつとっても、まったく野菜としては
同じ名前でも、「名前が品質を表していない」とは
この事だと、産地に行くことで気付かされる事が多々ありました。
 
料理はまったくクリエイティブなものです。
素材がどこのどんな風土から生まれたのか、
どんな手から生み出されたものか、
それを知ることは、新しいイマジネーションが
生まれるだろうと思います。
 
もともと筑波育ちですから、自分も農家の家で育ちましたが
各シェフのみなさんと一緒に産地の農家の家の中に
あがらせて頂き、その素材の手作りの料理を頂くときには
本当に感慨深いものがあります。
 
床の間に飾ってあるものや、先祖の写真など
たくさんの世代が時間をかけて農地を耕し
守って、作物を育んできたことが良くわかるからです。
 
それは、たくさん繋いでいる感覚だと思います。
 
いつも最終目的地を出発する頃には
山に日が沈む時間になってしまうのですが、
きっと自分と同じように、シェフの方々も
何かを感じていただけたのではないかと思っています。
 
1.23は場所を茨城県から東京・赤坂に移し、
実際に地元茨城県下妻市(現:坂東市)出身の料理人である、
恵比寿 雄の佐藤さんに料理を作っていただき、
数多くのシェフの方々、生産者の方々とともに試食会交流会を行います。
 
首都圏で活躍されるシェフの方、料理関係者、マスコミの方々など
参加者を募集しておりますので、ご興味のある方は
下記へご連絡をお願いいたします。
 
主催:茨城県農林水産部園芸流通課
    うまいもんどころ推進室 担当 中島
    TEL 029−301−3966 





 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

百草 安藤雅信さんと、ミナペルホネン 皆川明さんの個展と対談

JUGEMテーマ:アート・デザイン
 
 
安藤さん(以下A) 皆川さん(以下M)
 
日本には作りたいと思うときに、それを作れる
職人の方とのコミュニケーションが取れて作れるという
優位性がある。
 
体のスタイルなど外見がファッションをつくっているとは
思わない。
 
西洋にはまだまだクラス意識が強いと思うが
日本にはクラス意識がなく、自由度が高くてよいと思う。
 
いま日本にはプロでもない、アマでもない、作家でもない、修行もしていない
そんな暮らし全般を含めたスタイリストのような存在が出てきている。
 
永くきれて活かせる服作りをして信頼を得たい。
ミナの服は全て直しができる。
 
世界中で100年以上続く会社は日本が一番多い。
 
自分たちでミナらしいものを作らない。それは意識の共用
考え方の様式があっていればいいと思う。
 
北欧はマスのトレンドに影響されていないところがいいと思う。
 
三宅一生さんが、ミナの個展に来てくれて
やっぱり自分で洗えて着れる服が
一番良いよねと言っていたのが印象に残った。
 
一生さんの時代は、日本人を知らせる必要があった時代だと思う。
 
近江商人の三方良し(売り手よし、買い手よし、世間よし)だと
思うが、そこに作り手を加えて四方良しが良いと思う。
 
ファッション業界はCMに多額のお金を使っているので
それを材料にシフトしていけば高品質のものができ、継続できる。
 
日本のファッションメーカーは、布から服をつくっていない。
 
ミナは日本の生地で作られているけど、後10年持つのか不安。
 
手が込んでいる本物が分からなくなる。
カシミヤという言葉ひとつとっても、同じ部分ではない。
 
材料の名前が品質を表してはいない。
 
本物がなんなのか、いつかわからなくなる。
 
・ものづくりについて
 
自分がほしいかどうか。
自分がおもしろいかどうか。
 
時間と直感、柔らかくてハード。
そのふり幅、矛盾の間を意識している。








 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

いばらきシェフズダイレクトツアー ・ 沼尻真一

JUGEMテーマ:つくば遺産
 

「いまなぜ産地を訪ねるのか」
 
食料が飽和している時代に、たいせつな事は
つくる人、食べる人同士の意識や志のバトンタッチではないかと思います。

そんな視点で考えてみれば、自分を含めて一体どれくらいの人が産地を知り、
風土を知り、人を知り、たいせつな食事ができているのだろうかと考えます。


いばらきシェフズダイレクトツアーは、単に美味しいもの珍しいものの紹介ではなく、
そのバトンを誰にタッチできるかが 本当にたいせつな事なのだと思っています。

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自分がこれまで小規模ながら続けてきた農作業を通じて、
感じていたこと思っていたことを、今回ご縁を頂き
茨城県園芸流通課うまいもんどころ推進室の方々とともに、
このワークショップを行わせていただくこととなった。
日本中どこの場所にも思いを込めて食物を作られる方々がいる。

それは、僕の郷里茨城県でも同じで、実際仕事で
全国いろんな場所に行く機会に恵まれてはいるが、
県内の野菜や魚介類が美味しいので、どこの地に行っても
それほど感激することもないのはそのためだと思うし、
どこのもんでもそれは旨いのだろうと思う。

農業に焦点をあてればそれは生業であり、生活の糧として
行っているが、実際作物を作ってみれば
それを美味しく食べてもらえる姿を見る喜びが至上であり
大規模農家だろうが、家庭菜園だろうが同じだと僕は思う。

しかし農業に携わった方であれば分かると思うが
直売所へ参加している農家や、知り合いに
野菜を分けている農家以外はその食材を作っている方々が、
実のところ使う人、食べる人と出会う機会は皆無だ。

 では一方、料理人の方々はどうなのだろう。
それは生産者とまったく同じで、出会う機会は限られているのが現状だ。

面を面に向けて発信するような、今までのようなやり方では
志あるもの同士、意気が通じあうには「場」の設定が違うだろうと僕は思う。

永遠に面と面をとらえてマスに発信し、もうすでに旬を過ぎて
いるものまでをカンフル剤を打って生きながらえる
というやり方の時代はとうに終わったと思う。

刀の鍔をあわせて見ればわかるように、
その場さえあれば、後は湖面に広がる輪のように人が人を呼び
食材は一人歩きをはじめると僕は思う。



「料理人が何かを確かめるように、農家に上がりこんで野菜をそばを食う。」

 

そのきっかけを作ることだけが、今回の僕たちの役割なんだと思う。

 

元四季の味 編集長の八巻さん、メリーメーカー廣太くん、

赤坂 タキトースタジオ兼農家の瀧藤くん、恵比寿 雄 佐藤くんに

協力してもらってこのワークショップを開催する。

 

沼尻真一


 

○第一回いばらきシェフズダイレクトツアーの模様

参加していただいた料理人の方々

・二期倶楽部 横浜「にき亭」
・自由が丘 京料理「竹生」

・北鎌倉 精進料理「鉢の木」
・麻布十番 イタリアン「ピアットスズキ」
・銀座 「いさみ」

・株式会社日本産直市場
等々