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新玉ねぎと野菜占い − 沼尻真一




玉ねぎがあんな小さな種からこんなに大きく育つのは、
本当におもしろい。

友人の親父さんも野菜作りが上手いけど、
玉ねぎは時間がかかるし、スーパーであまりに安く大量に
売っているので、つくらないって言ってた。

野菜占いではないけど、野菜は育てる人との相性があると思う。
結局、自分や地質を考えながら、どの野菜が自分の性分とあっているのか
見つけた人が、●●野菜の専業農家になっている気がする。

新玉ねぎはおいしいけど、僕も来年は玉ねぎづくりは卒業しよう。












秋植え・泥つきらっきょう − 沼尻真一













去年秋から植えつけたらっきょう。


茨城百年の歴史を読んで、高校の同級生と話せた−沼尻真一

JUGEMテーマ:日記・一般


東京の古本屋で茨城県百年の歴史という本を買った
読み進めていく中で、懐かしい名前が聞こえてきた。

岩上二郎という1959年〜1975年に第2代茨城県知事を勤めた人物だ。

鹿島工業地帯、筑波研究学園都市の開発を行った知事だ。
知事という公職での業績だけでなく、
高度経済成長時代の流れを農民の民意を汲みながら融和させた。





当時の茨城の農家の収入は米で、開発により田畑が接収されることは
死活問題につながる、それを為せたのは、農業の現場や歴史を頭でなく
肌で知りえていたからなのだろうと思う。
当時僕の祖父は農民の一人として、知事に直談判にいきながら
逆に潔い人物の魅力にひきつけられたと聞いた。
その話では、政治家というよりも、むしろ民衆の教育者であり、指導者なのだと思う。

高校の親しい友人が偶然岩上知事の孫で、
本を読んだ後久しぶりに電話で話す機会に恵まれ
何ら変わっていない声を聞いて、懐かしかった。










ジャマイカ・キングストン・レゲェ・ボブマーリィー/沼尻真一

JUGEMテーマ:小説/詩


「湘南の風」という曲を聞いて、レゲエに似てるなと思って
尋ねると、日本のレゲエだというので
俺ジャマイカ行ったことあるけどって言ったら、そこはどこだ?って
言われたから、やっぱり古い話はおしまいにした。

1990年代初頭20代、ジャマイカにいった。
なぜジャマイカかって言うと、キューバに行きたかったから。

なんでキューバ?て事になるので、別に革命家でも
ないんだけどそれは、ヘミングウェイのアトリエを見たくてと書いたので
興味のある方は昔の記事を見て欲しい。


ジャマイカは暑くてそ、れで仕事がなくて、老若男女昼間から家の外に出てた。
いたる所に大麻が自生していて、吸うなというのが無理だと思った。

首都キングストンには手作りのレコーディングスタジオが
たくさんあって、みんな歯を磨くように、フロに入るように
レゲエをつくって、レコードつくってたな。

日本で言うと、野菜の直売所または露天みたいに
普通にレコード売ってたから、どれだけ音楽が身近なんだろうと思った。
それで、夜になるとレゲエフェスが2時間遅れ3時間遅れなんて
ざらに始まったりするから、せっかちな自分にはちょっと無理だなと思った。

ボブマーリィーは声もいいし、曲もいいね。
まして、政治的にもジャマイカで果たした役割はすごいと思う。
音楽で政治が変わるんだね。

僕は音楽はできないけど、先日亡くなった忌野清志郎さんも
政治的なメッセージの曲を軽く歌ってた人だと思う。

本にしても、曲にしても表現の自由がどこまでかなんて
真剣に何か世の中に問おうなんて事しない限り
そこがどこかなんて考えた事ないのが普通だけど
本当に日本は表現の自由がある国だと思う。

特に出版社は。
TVやラジオは難しいけど。
だから音楽の場合は、TV、ラジオが中心になるから
楽曲が流されない場合が多くなり話題にもなるけど、
出版社はとことんありだと思う。

僕も運よく尊敬する編集者に出会うことができたけど
何度も何度も書いた原稿よりも
しゃべってる事の方がおもしろいじゃないですか!
それ書いてくださいよ。って散々鍛えてもらった。

ボブマーリィーもちゃりんこで、レコードを売ってたのを
しってたから、自分もつたない原稿を売り込みにいけたんだと思う。








気象研究所 タワー・鉄塔解体される その2 / 沼尻真一

JUGEMテーマ:つくば遺産


つくば気象研究所 タワー・鉄塔の今年度解体のニュースを聞いて
僕なりの再利用の提案について、つくば気象研究所 企画室にメールを
してみたが、残念ながら返事をもらえなかった。


ただ良かったのは、ネット上でつくば気象研究所 タワー・鉄塔の
今年度解体のニュースが話題になっていたことだ。
同じような意識の人が少なからずいてよかったと思う。

つくば市は日本国内でもでも珍しく、
国や県や市の機関が一同に介している街だと思う。

僕が子供の頃は、今のつくばの研究所のようにフェンスや警備が
厳重ではなかった。



老若男女だれでも自由に研究所内の森に分け入りキノコをとったり、
通勤通学のために通りぬけたをしていたはずだ。
独立行政法人になったことで、むしろ城の警護は
いっそう固くなっているように見える。

ここは国の土地だから、ここは県の場所だから、
ここは市だからという国境、県境、市境のフェンスを
はずしていくことももっと必要なのではないだろうか。

イギリスなどのように、地域の住民が集まりその地域の
土地利用計画を決め、それを行政が実施するような
まったく日本とは逆の方法もある中で、
日本の一般人が唯一できる方法は、ネット上の発信なのかもしれない。


 

 

 

 

 


 


しゃがむ−畑の流儀/沼尻真一




「 しゃがむ」から見えてくる世界がある。

野菜やハーブの手入れをするとき、しゃがむ事が多い。
しゃがむと、それまで見えていた世界とは一変して、
みつばちや、もんしろちょう、土の香りなど、
今まで見えなかった小さな世界が見えてくる、
自分がまるで虫や子供になったように感じる。



畑でしゃがむ、これはいい。












JUGEMテーマ:ナチュラル*シンプルライフ

畑の流儀/さつまいも苗の植え付け − 沼尻真一

 
 さつま芋の苗を植えつけた。

今年はベニアズマという品種を選んだ。

昨年は、わざわざ種子島や鹿児島からつる苗を取り寄せ
安納芋や種子島紫芋などの品種を選んだが、
あまり収穫が良くなかったので
今年は、関東で最も知られている品種をえらんだ。



さつまいもの栽培は、鹿児島県茨城県千葉県宮崎県
徳島県が全国のトップ5県。
この5県で全国の8割を占めるという。
すべて海に面している県だから、土壌が砂質、赤土など
さつまいもの栽培に適している場所だとわかる。

茨城だと太平洋の海際に近い鉾田や鹿島地方の赤土土壌で
栽培されている。
焼き芋用の芋の栽培を大々的に行い、海外へ輸出している
農業法人もあると聞いている。

ここつくばでも、さつま芋のできは良い方で
僕の子供の頃から、ご馳走といえば衣のぶ厚い、
さつま芋のてんぷらだった。








JUGEMテーマ:家庭菜園



















睡蓮の葉に乗るカエル − 沼尻真一





池の睡蓮が今年も咲いた。

睡蓮の葉に乗るカエルが一番なごむ。













巽醤油・梶田商店六代目がつくる − 沼尻真一


鳥津蒲鉾店の鳥津さんの紹介で、愛媛県大洲市で
巽醤油を製造する梶田さんが
上京した。
てやてやマーケットのメンバーだ。



梶田さんは東京農大を出てから、他社で修行したのちに
家業の醤油会社を継ぎ、昔ながらの製法で原料を愛媛県産にこだわって、
すべての工程を自社内で行い、丸大豆醤油「巽」をつくっている。



僕自身も醤油の製法については、まったく疎いのだが、
国内には約1500社ぐらいの醤油メーカーがあり、
実際にすべての製造を行っているのは、300社から500社ぐらい
ではないかと言われているらしい。
つまりは、数社の醤油メーカーは共同組合などを作って
ある程度までの工程を共同工場で行い、最終的な味付けの部分を
自社でやるという仕組みが国内ではほとんどだという。




梶田商店のように、仕込みから出荷まで1.6年もかけているような
会社はごく稀になってきているようだ。

せっかく梶田さんが上京されるのならと思い、元四季の味の編集長の
八巻さんにお願いして、食について話を伺いたいと連絡したところ、
編集長の時に鳥津蒲鉾店を取材し、それから「これが漁師のくいもんじゃあ」を
気に入ってもらっているとの事で、さらに今回ご紹介した巽醤油さんも
すでに自宅で使っていたとの事で、ほんとうに鳥肌がたった。
やっぱり出会いは必然なのかも知れない。

八巻さんは家庭の味が一番であり、それが少なくなってきている事だけに
家庭の味をもう一度見直す事ができれば、いいなと言われていた。

梶田さんも僕も、この言葉には何か考えさせらるものがあったように感じる。
食に限らず、建築でもインテリアでも、古いけど変わらい良品がある。
そんなものが受け継がれて行く事も、そしてそれを維持していけるよう
サポートするために、何かデザインの視点からできることがあると思う。























ワイルドストロベリー、カモミール、ビオラ − 沼尻真一











ワイルドストロベリー