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鳥津さん/鳥津蒲鉾店、瀧藤さん/テーブルスタジオタキトーと会った ー 沼尻真一

4月27日 愛媛県八幡浜市の鳥津さんが
「これが漁師のくいもんじゃあ」に次ぐ新作のじゃこ天を完成させ、
夫婦で上京した。

まず赤坂のテーブルスタジオタキトーを訪ね、
瀧藤君を紹介して青山の森さんのお店、
西麻布の内田さんのお店と「かくれみの」の2件で食事をした。

「かくれみの」は「これが漁師のくいもんじゃあ」発売以来の
ネット注文のお得意さまだそうで
何と今回、鳥津さんと初顔合わせとの事。
アポなしだったので、僕たちは感動の対面に遭遇させてもらう事ができた。
さらに瀧藤君が、以前から「かくれみの」さんと知り合いだった事に
2度びっくりした。
世間は本当に狭く、こだわりを求める者同士はつながるのかもしれないな。

→その模様はこちらの記事で

結局この日は朝4時まで飲んだ。
鳥津蒲鉾店の新作じゃこ天は7月には発売予定です。







沼尻真一































畑の流儀 − つくばスタイル/沼尻真一

JUGEMテーマ:家庭菜園




初めて自分で野菜をつくった時、本当に甘く考えていた。

ところがやってみれば、
種選び、種を撒く時期、畑の場所選び
紐のしばり方など、一通りの流れができて
ある程度の野菜が作れるとわかってきた。

結局自分で失敗すれば、なぜ失敗したのかを考えて
変えていく事で、昔ながらのやり方を
毎年温暖化している天候に合わせて実践している、
隣の農家のおじさんのやり方になっていった。
おじさんは逞しい。

だから僕は、その地方ごとに一般的な野菜の作り方は
ひとつの「型」が完成していると思う。
つくば型?つくばスタイル?葉山型、葉山スタイル?
石垣型?石垣スタイル?

ただそれが、文章にも教科書にもなっていなくて
畑の上での会話や、村の集まりでの会話の中にしか
無いので、なかなか表に見えてくることが無い。

むしろ、間違ったやり方でも農業に熱く取り組んでいる
姿をみかねて「コイツはやる気があるな」と思えば
ポツリ、ポツリと60歳〜70歳台の
農業の先輩たちが指摘してくれる言葉にヒントがある。

例えば、
鍬の使い方、耕運機、トラクター、チェーンソー、
軽トラ(MT)、草刈り機、ポリマルチの貼り方、支柱のたて方
芽かきの方法、受粉の方法など

このすべてにコツがあって、僕はこのすべてに間違った事があり
すべてにいろんな農家の先輩から指摘をされたことがある。
もともと器用な方で、すべて自分としては使えていたけど
全部に恥をかいた。



土を作る科学化学、天候を読む気象、農業機械の整備、
蜜蜂や害虫の生物、からだを使うので運動生理学、
ハーブや野菜を食べた後のからだの効用など、
紐やロープの張り方など、収穫後の料理方法まで
大げさだけど、自然の中で自分が試されているようで
だから僕は農業ほど、それを実践している人の
叡智を問われるものが無いと思う。
だから農業は、「農道」(畑の道とではなく、茶道と同じ)
または、「畑道」であってもよく
たくさんの人を魅了しているんだと思う。

畑で農業しているときに、まるでヨットでの航海だったり、
無人島への冒険だったり、サファリラリーだったりと感じるのは
雨や風、台風、朝陽や夕陽など自然との一体感から生まれてくるんだと思う。



















茨城県稲敷市・大杉神社 市川宮司様/沼尻真一

JUGEMテーマ:日記・一般
JUGEMテーマ:ナチュラル*シンプルライフ


お寺の話をしたら次は神社というわけではないが、
よくある事で、神や仏は重なるようだ。

茨城県稲敷市にある大杉神社の市川宮司さんにも
とてもお世話になっていて
いつもお邪魔すると、日きりなしに来客があるのに
時間をつくっていただいて話を聞かせていただいている。

宮司さんは農業、歴史、伝統的な建築の事など幅広い分野に
精通されていて、さらに話がおもしろくて
お会いするたびに目からうろこが落ちている。

神主さんや宮司さんと聞くと、まず知り合わないし
知り合っても神職の方は近寄り難いイメージが
先行していたけど、市川宮司さんに出会って
そのイメージが全く変わり、神様って?についても
もっと話を聞いてみたいと思っている。








沼尻真一



オールドローズ − 沼尻真一

 


オールドローズは支柱で仕立てられることが多いけど
仕立てずに自然にまかせた。

モネが死んだ後、あの庭が荒れ果てた写真を見たことがある。
その一歩手前ぐらいが自分には心地いい。









この写真にはゾウムシが写っているが、
コガネムシが入り込んでいることが一番多い。












京都,宇治の和尚さん

10年前からお世話になっている、京都宇治のお寺の和尚さんを訪ねた。
愛媛八幡浜から先輩も合流し、お寺で一緒にお風呂とご飯をいただいた。

先輩は昨年から無農薬のみかんの栽培をはじめ
今年、みかん山を1つ譲り受けることができたとの事。
年間約1トンのみかんができるそうで、生食はもちろん
ジュースもつくってみたいと言っていた。

先輩のみかんもジュースも昨年試作品を贈ってもらって、
みかんの概念が変わるくらいくせが無くて
美味しかったので、今年の収穫も楽しみ。
先輩は網元の漁師だったので、農家の朝は日の出からだから
漁師に比べれば、遅いので苦にならないと言っていた。

僕は、そのままお寺に泊めてもらって
朝4時半からお寺の庭の掃き掃除を手伝い
5時から和尚さんの護摩焚きに参加させていただいた。
炎に向かう和尚さんは、普段の優しい顔とは全く別で
比叡山で長年厳しい修行されていた姿をかいま見ることができた。
最初は僕一人だったけど、気づいたら後ろに何人かの方が
座っていたので、毎日来ている人だと思う。

このお寺は檀家をもっていない珍しい寺で、葬式にしか
話が聞けない坊さんとは違って、和尚自ら全国を回って
修行から得た話を説いている、一休さんのようなお坊さん。
だからこの寺はまさに駆け込み寺のごとく、様々な事情の方がくるらしい。
どんな方が来るかも知れんのに和尚さんや、仕えるお坊さんは
ほんますごい。









沼尻真一





















縄のブランコと南風


僕の住んでいる茨城県つくばのこの辺りでは
いつもきまって夏になると南風が吹く。

だからトマトやキュウリの支柱も、ハウスも
南北にはるのがよしとされる。

それはこの集落の北側がすべて田んぼになっていて
京都の町屋などで、中庭に打ち水をすると
風がおこる原理と同じように
5月の連休あたりから、田植えがはじまると
田んぼに一斉に水が入って、この集落に南風が吹きはじめる。

昔は屋敷を囲む様に、大きな樫の木が南にあって
その南風が吹きぬける日陰で、収穫したスイカをよく食べた。
そこに大きな車庫があって、天井に5mくらいの縄を
はってもらい、子供の頃手作りブランコで
この南風に向かって一斉にブランコを漕いだ。

またいつか南風に思いっきり縄のブランコで
漕ぎ出してみたいと思う。






沼尻真一














夏野菜の季節の前に、そら豆、さやえんどう、スナップえんどう/沼尻真一

JUGEMテーマ:家庭菜園


夏野菜の季節の前に、
そら豆、さやえんどう、スナップえんどうを収穫する。




昨年11月に蒔いて、やっと収穫できて嬉しい。
一昨年は、花の咲く時期と猛暑が重なり、さやえんどう、
スナップえんどうは花は咲くけどまったく
実がならないという事態を経験し、
そら豆はやせた土地に蒔いたせいで、草丈が低く
アブラムシの被害を相当受けてしまったので、
今年の収穫は感激もひとしお。

霜にあたりながら、寒さを超えてきたこの豆類は甘く感じる。

そして次の豆の収穫となる、枝豆の植え付けを終了した。
毎年、自分でつくった枝豆でビールを飲む贅沢はまた格別。




さらにその次の収穫に向けて、つるなしインゲン豆、
つるありインゲン豆の種まきの準備にはいる。
どちらが美味しいかと迷うけど、結論から言うとどちらも
美味しいので毎年両方つくっている。

今年は、小豆を育てて自家製のあんこも作りたいと思う。





























三つ葉の花が咲いた − 沼尻真一

三つ葉に花が咲いた。

とても小さくて白い花。















5月のつくばハーブ農園 − 沼尻真一



5月のつくばハーブ農園














 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


八郷・のむのむのイチゴ農園 − 沼尻真一






曾祖母方の親戚で八郷でイチゴの摘み取り農園をしている
「のむのむのイチゴ園。」

今では八郷は有機野菜の産地としても、広く知られるようになった
僕が子供の頃は、今のように常磐高速や、道が整備されていなかったので、
つくばから、行くときには一旦筑波山の頂上まで車で登ってから
いろは坂と同じような道の湯袋峠を下ってやっと八郷へついた
記憶がある。

祖母からは、曾祖母がこの筑波山を牛車で超えて嫁入りを
してきたという話を何度も聞いていて、まるでかぐや姫の
話のように感じていた。








いちごの花






八郷には茅葺の家が今でも残っている