profile
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
selected entry
三日月と星
(12/30)
横浜・日の出タクシー/沼尻真一
(12/26)
編集長の感性
(12/25)
ゴールまでの燃料とオイル
(12/22)
旅立った明治の男
(12/21)
90回目のクリスマス
(12/14)
チャガラシ・チャドクガ毛虫がなぜ発生したのか − つくばハーブ園/沼尻真一
(12/14)
風とともに生きよう ルドルフ・シュタイナー/沼尻真一
(12/13)
天皇と大仏/沼尻真一
(12/09)
かまど炊きご飯・さつまいもベニアズマ、種子島紫/沼尻真一
(12/08)
categories
◇第19回美濃陶芸 庄六賞茶碗展 最高賞「庄六賞」受賞/沼尻真一
(1)
◎京都の茶事・茶の湯・茶道
(60)
◆第39回美濃陶芸 「中日奨励賞」受賞/沼尻真一
(1)
◇沼尻真一の陶棲
(28)
◆ design [ S
(65)
◇つくばハーブ農園/沼尻真一
(103)
◆前略、瀬戸内から/沼尻真一
(7)
◇いばらきシェフズダイレクトツアー&試食交流会/茨城県農林水産部うまいもんどころ推進室+八巻元子 元「四季の味」編集長/沼尻真一
(5)
◆柳宗悦・日本民藝館/沼尻真一
(22)
◇朔望の畔
(112)
◆つくば気象研究所 気象観測用鉄塔/沼尻真一
(3)
◇蔵の流儀/沼尻真一
(2)
◇東日本大震災
(5)
◆Shinichi Numajiri Harmonic Inspiration
(10)
◆サンカ
(13)
◇沼尻真一の「顔」
(1)
◆日本的モダニズムの創出/沼尻真一
(5)
◆MINO CERAMICS NOW2012 展覧会・岐阜県現代陶芸美術館
(3)
◇永訣の朝
(2)
◆東京大学名誉教授・前東京大学教授・フジテレビ 顧問 山内昌之先生、三味線演奏家・作曲家 本條秀太郎先生/沼尻真一
(1)
◇The Old Rose Advocate 2012 − オールドローズの栽培と出来/沼尻真一
(1)
◇第19回美濃陶芸 庄六賞茶碗展 名古屋JR高島屋展示会/沼尻真一
(1)
◆建築家 山本理顕先生 横浜国立大学大学院客員教授 ×建築家 難波和彦先生東京大学 教授×社会学 山本哲士先生東京藝術大学客員教授/沼尻真一
(1)
◆京都・桂離宮参観 源氏物語と月の館/小堀遠州とブルーノ・タウト/沼尻真一
(1)
◇Reinheit
(9)
☆干しいもロック−乾燥いもの聖地・茨城県
(1)
◇東京藝術大学教授・美術史 伊藤 俊治先生 × 武蔵野美術大学教授・美学美術史 柏木 博先生×武蔵野美術大学教授・キュレーター 新見隆先生/沼尻真一
(1)
◇見性陶冶/沼尻真一
(1)
◆「ハレとケ」遠野物語:日本民族学の祖 柳田國男 / 沼尻真一
(1)
◆ここが朔望の畔ー大阪法善寺横町・懐石料理「本湖月」ご主人穴見秀生氏/沼尻真一
(1)
◇legend of 311 「真理」/沼尻真一
(1)
◇美濃焼熱湯甲子園/美濃焼・美濃桃山陶の歴史は茶の湯の歴史と共に/沼尻真一
(1)
◇「風立ちぬ」堀辰雄/沼尻真一
(1)
◆川端康成 「日本のふるさと」 / 古都の系譜 沼尻真一
(1)
◆萩焼 人間国宝 三輪壽雪・三輪休雪「破格の創造」/沼尻真一
(1)
◇同性の師の存在ありて−沼尻真一
(1)
◇大雲山龍安寺・水戸光圀公「吾唯足知」つくばい − 沼尻真一
(1)
◇Life mask /SHINICHI NUMAJIRI
(13)
◇重森三玲とイサム・ノグチの共鳴/沼尻真一
(1)
◇徒然草92段 吉田兼好/蝶のように舞い 蜂のように刺す モハメド・アリ/沼尻真一
(1)
◇瀬戸黒 人間国宝 加藤孝造先生の口伝2 − 沼尻真一
(1)
◇「衆人愛敬」祖父と祖母を忘れない/沼尻真一
(1)
◆狷介孤高の士 藍色志野 酒井博司先生 日本橋三越個展 − 沼尻真一
(1)
◇スイカ栽培のコツ/なぜスイカが空洞・綿状になるのか?−つくばハーブ園
(1)
◆第64回 京都薪能 平安神宮 観世流能「恋重荷」 世阿弥 − 沼尻真一
(1)
◇京都 上賀茂神社 夏越祓式 − 沼尻真一
(1)
◇2013 The The Old Rose Advocate − オールドローズの栽培と出来/沼尻真一
(1)
◇京都 祇園祭 − 沼尻真一
(3)
◇志野 人間国宝 鈴木蔵先生 - 沼尻真一
(1)
■岩清水八幡宮 − 沼尻真一
(1)
◆青磁求道者の守破離 − 陶芸 若尾誠先生 粉青瓷 /陶棲 沼尻真一
(1)
◆本棚の奥の絵本 奈良 くるみの木 石村由紀子さん/沼尻真一
(1)
■特攻「永遠の0」/沼尻真一
(1)
◆100年後のつくばを世界遺産にする!/沼尻真一
(2)
★第79代内閣総理大臣 細川護煕さんを訪ねる/沼尻真一
(1)
links
■コバヤシディレクション
■セツ・モードセミナー
■二期倶楽部
■studio voice
■NADIFF
□愛媛みかん園「一生園」
□じゃこ天「鳥津蒲鉾店」
□梶田商店「巽醤油」
□いばらき 食の彩都
□caon
□FITNESS☆DIRECTOR 本野卓士
□株式会社 沼 尻
農園付・ドッグラン付きつくば市ペットアパート
archives
December 2021
(1)
November 2021
(1)
September 2021
(1)
August 2021
(2)
July 2021
(3)
May 2021
(1)
February 2021
(53)
January 2021
(1)
December 2020
(2)
October 2020
(1)
September 2020
(6)
April 2020
(2)
March 2020
(3)
February 2020
(10)
January 2020
(16)
December 2019
(1)
November 2019
(4)
October 2019
(1)
August 2019
(1)
June 2019
(7)
May 2019
(5)
April 2019
(5)
March 2019
(3)
February 2019
(1)
January 2019
(3)
December 2018
(9)
November 2018
(13)
October 2018
(11)
September 2018
(15)
August 2018
(18)
July 2018
(4)
June 2018
(7)
May 2018
(5)
April 2018
(8)
March 2018
(2)
February 2018
(2)
January 2018
(5)
December 2017
(3)
November 2017
(4)
September 2017
(2)
August 2017
(1)
July 2017
(5)
June 2017
(2)
May 2017
(2)
April 2017
(4)
March 2017
(10)
February 2017
(8)
January 2017
(3)
December 2016
(5)
November 2016
(3)
October 2016
(4)
September 2016
(1)
August 2016
(5)
July 2016
(11)
June 2016
(4)
May 2016
(7)
April 2016
(10)
March 2016
(10)
January 2016
(2)
November 2015
(1)
October 2015
(3)
September 2015
(5)
August 2015
(15)
June 2015
(1)
May 2015
(1)
January 2015
(1)
November 2014
(3)
August 2014
(2)
July 2014
(8)
June 2014
(4)
May 2014
(3)
April 2014
(3)
March 2014
(4)
January 2014
(3)
December 2013
(2)
November 2013
(1)
October 2013
(3)
September 2013
(1)
August 2013
(6)
July 2013
(6)
June 2013
(1)
May 2013
(3)
April 2013
(4)
March 2013
(7)
February 2013
(3)
January 2013
(15)
November 2012
(5)
October 2012
(10)
September 2012
(9)
August 2012
(16)
July 2012
(4)
June 2012
(6)
May 2012
(4)
April 2012
(4)
March 2012
(10)
December 2011
(1)
August 2011
(1)
June 2011
(2)
May 2011
(1)
April 2011
(4)
March 2011
(1)
February 2011
(3)
January 2011
(3)
December 2010
(4)
November 2010
(1)
October 2010
(7)
September 2010
(6)
August 2010
(12)
July 2010
(3)
June 2010
(1)
April 2010
(5)
March 2010
(24)
February 2010
(27)
January 2010
(15)
December 2009
(12)
November 2009
(14)
October 2009
(30)
September 2009
(25)
August 2009
(19)
July 2009
(17)
June 2009
(15)
May 2009
(12)
April 2009
(1)
February 2009
(3)
January 2009
(7)
December 2008
(13)
November 2008
(8)
October 2008
(7)
September 2008
(9)
August 2008
(10)
July 2008
(5)
June 2008
(2)
May 2008
(1)
others
管理者ページ
RSS1.0
Atom0.3
三日月と星
三日月と星のもとを南へと高速で走る。
こんなに薄くはかない三日月を見たことがなかったので、
いつか絵本で見た三日月は本当なんだなと思いながら
ハンドルを握った。
地球の間接照明のような月
その灯りのもとで地球上の心が動いているようだった。
沼尻真一
Tweet
2008.12.30 Tuesday
◇朔望の畔
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
横浜・日の出タクシー/沼尻真一
JUGEMテーマ:
ナチュラル*シンプルライフ
港の近くからタクシーをひろった。
その運転手さんはいつも車庫に帰るのは朝方。
ある朝、仕事を終えて車庫に帰る途中
海岸の埠頭から上る朝陽に感動して
思わずタクシーを止めて写真をとったという。
そのケータイ写真を見せてくれた。
それはまったく衒いのない写真だった。
夜通し運転して疲れてるけど、
海岸から見えた、
冬の朝焼けにシャッターを切れる
そんなんでいいなと僕は思った。
沼尻真一
Tweet
2008.12.26 Friday
◇朔望の畔
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
編集長の感性
今朝、久しぶりに照明デザイナーをしている友人から電話があった。
その話の中で、長年インテリア雑誌の編集長をしていた彼女の友人が
「人間的な生活をするために東京ではもう限界がある」というような
思いから、会社を辞め益子町へ引っ越すという内容だった。
こんな話を聞いてみて、
そういえば、同じように長年サーフィン雑誌の編集長をされていた方も
最近会社を辞め、独自にネットマガジンに転向し活動していると
葉山の知人の話を思い出した。
偶然にしては偶然。
この2つの雑誌はその業界誌として長い歴史のある雑誌である。
ライターやエディターとは仕事でお付き合いをさせて
いただくことがあり、彼らの時代を読む感性には
いつも感心するばかりだ。
中でもインテリアやサーフィンは、ともに心に余裕というか
自分の暮らしを大切にしている人たちが読者に多いカテゴリーだと思う。
大げさに言えば、そんな文化を創ってきた元編集長たちが
今何を感じているのかはこれまでの経済至上主義の価値感から変化し、
なにか新しい価値感が生まれようとしている予兆のような気がする。
沼尻真一
Tweet
2008.12.25 Thursday
◇朔望の畔
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
ゴールまでの燃料とオイル
仕事でもスポーツでも
ポジティブなイマジネーションが広がれば
人はドキドキわくわくして楽しくなると思う。
そして勝手な「セルフモチベーション」があがっていく。
これが爆発してゴールまで推進する燃料。
そこへ自分ひとりだけで叶えられる夢はないので、
協力者とのコミュニケーションが目的へ到達するための
階段を上がるオイルとして必要となる。
ただ相手もこちらも人であり相性というのもあるので
働きかける側としてはネガティブな意見や反対の声などが
あがることは必然で、そこはこちらの心の間口を広げ
意見を聞く姿勢、ときには柔軟に方向をアレンジする
姿勢を持つことは重要だと思う。
これはゴールの位置や幅。
単純に言えば、たったそれだけの事で仕事やスポーツの
夢や目標に近づいて行くことができると思う。
この中で一番最近感じていることは、何かを始めるときに
一番重要な元となり燃料となる「創造性、イマジネーション」が
どうにもこうにも広がっていない場合が圧倒的に多い。
この部分は一人ひとりの内面の問題なので、
外から働きかければいいなどという、なまぬるい事では
ブラックホールにやまびこを求めるようなもので
絶対に呼応してこない部分である。
だから燃料がないから走らない。
この部分は後天的に身に付くものではなく先天的なもの、
あきらかに子供の頃からの体験や躾で決まっている。
サッカーや野球が好きで子供の頃から、何の用事もないのに
勝手にユニフォームを着たり、物真似したりしてなりきっている子供など。
結論から言えば、最初の選抜からこの燃料要素を持った人間を
集める事が重要でしかない。
沼尻真一
Tweet
2008.12.22 Monday
◇朔望の畔
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
旅立った明治の男
100歳の誕生日を目前に旅立ったおじいさんの姿を見て
この体はやはりこの世俗で生きるための借り物である事を
実感した。
戦時中、阿見の予科練に野菜を納める仕事をしていた関係から
特攻隊の話をしてくれた。
予科練が激しく空爆された時、自分の真後ろの格納庫に
避難していた多くの予科練生が爆弾により犠牲になってしまった事や
予科練生が出撃する前の両親との最後の別れなどいつも熱心に話してくれた。
そしていつも最後は「戦争は絶対にやっちゃいけねぇ」が口癖だった。
それは軍人としてではなく、民間人として戦争に関わった者だからこそ
実感できた事なのかもしれない。
毎年お盆にその話を聞くたびに、今の平和があたりまえじゃない事に
気づかされ、自分の生ぬるさにやばさを感じた。
あのみんみんゼミが鳴く暑い夏に、ステテコとランニング姿で
戦争を教えてくれた明治の男が今日旅立った。
2008.12.21
沼尻真一
Tweet
2008.12.21 Sunday
◇朔望の畔
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
90回目のクリスマス
うちのおばちゃんのいるグループホームで毎年恒例の
クリスマスパーティーが開かれた。
スタッフの方々の手作り料理やビンゴ大会で
楽しく盛り上がることができた。
認知症の介護経験から
どこの家族も心の奥に同じ悩みを共有している。
しかし今日だけは、今年も無事に一年が過ごせたという
どこの家族にも安堵感を感じる。
認知症の症状によっても、ふさわしいグループホームが
違うもので、うちでさえこのグループホームに出会うまでに
いくつもの施設を転々として、脱走したり、怪我をしたり
ある中で、やっとふさわしいホームに出会うことができた。
施設が豪華なところは色々あるが、やっぱりそこで
働くスタッフの方々の熱心さで良し悪しがきまると思う。
ただ介護の現場で働くスタッフを見ていて、入れ替わりが
多いような状況をみていて、雇用条件などは新卒の若い人たちにも
もっと魅力を感じてもらえるように改善されていけば
いいなと感じている。
沼尻真一
Tweet
2008.12.14 Sunday
◇朔望の畔
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
チャガラシ・チャドクガ毛虫がなぜ発生したのか − つくばハーブ園/沼尻真一
JUGEMテーマ:
日記・一般
JUGEMテーマ:
家庭菜園
JUGEMテーマ:
ナチュラル*シンプルライフ
今年を振り返って一つ印象に残った事は、
農園の中にあるお茶の木や椿にチャガラシという
毛虫が発生したこと。
何十年ぶりという発生に、なぜ毛虫が発生したのかを
考えてみた。
これが原因ではないかと思えることがある。
それは、農園南側の畑が土地改良工事を行って
里山が無くなった事、そして近所にあった樹齢50年〜100年の
ケヤキや樫の木が大量に伐採された事が
関係していると思っている。
そのヒントは、ケヤキが切られる数日前から
普段絶対にいないような場所に、山鳩たちが
避難しているのを見たからだ。
そして当日。
ブルドーザーやクレーンなどの大型重機が
ケヤキを倒そうとしていたが、なかなか倒れない
それはまさに巨人が大勢の小人に縄をかけられ
ひきづり落とされまいと耐えている姿にしか見えなかった。
その姿に部落の人たちは誰一人として、楽しいという感情は
持っていなかったと思う。
だって人の家の木だけど、みんな子供の頃から
この木でたくさんのセミを取ったことを覚えているだろうから。
斜め45度くらいに木が傾いた時に、もう何もいないと思っていた
ケヤキからまだ沢山の鳥たちが一斉に飛び立っていった。
毎日下から眺めていて全然気づかなかったけど
おそらくこの巨木は沢山の鳥たちの家だったのだろう。
地響きを持ってその巨木は倒れた。
そして村限定の地震がおきた。
鳥は空を飛ぶときに、高木を目印に飛ぶという。
ならば、大きな鳥が住めなくなった村に
チャガラシという毛虫や蛾が大量発生しても
おかしくあるまい。
食物連鎖の崩壊なんてそんなものだろう。
結局この毛虫は、村中に発生したようだ。
雨をよみ、霜をよみながら野菜をつくる長老は
なぜ毛虫が発生したかを知っているが沈黙する。
しょうがない、僕は農薬を使って毛虫を退治し
そしてお茶の木を切った。
沼尻真一
Tweet
2008.12.14 Sunday
◇つくばハーブ農園/沼尻真一
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
風とともに生きよう ルドルフ・シュタイナー/沼尻真一
JUGEMテーマ:
ナチュラル*シンプルライフ
植物の生育にとって、光・水が必要なことは
誰でも知っていると思う。
それ以外に必要なものとして、
植物の専門家である小泉美智子先生から、教えてもらった事で
意外だったのは、そこに「風」が必要という事だった。
ルドルフ・シュタイナーの人智学にしても、陰陽五行説にしても、
人間が自然の一部であるということは共通している。
今のように科学が発達していない時代、
つまり人間と植物の境がはっきりしない時代から、
人は植物の生態からある方式を導いてきたのだと思う。
そして人にとっても同じように「風」が重要な
役割を担っていると僕は思っている。
強い風・弱い風
マラソン、サーフィン、スキー、スノーボード、オープンカー
風呂上りの扇風機の前、窓を開ける、息、呼吸する
沼尻真一
Tweet
2008.12.13 Saturday
◇朔望の畔
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
天皇と大仏/沼尻真一
JUGEMテーマ:
ナチュラル*シンプルライフ
中学校の修学旅行以来、久しぶりに奈良の大仏様を見た。
この日もたくさんの修学旅行生が来ていた。
誰もが試した事のある、鼻の穴と同じ大きさの
柱の穴くぐりが今でもたくさんの人が試していて懐かしかった。
初めて、天皇皇后両陛下を見た。
厳重な警備のもと、警察官の緊張感が伝わる中、沿道は一目見ようと
待ち受ける人に溢れていた。
奥の座席に座っていた陛下が身を乗り出して、沿道の観衆に
応えようと手を振る姿にみんな感動して大喜びだった。
大仏様といい、天皇皇后両陛下といい、手のひらの美しさに
気づかされた一日だった。
沼尻真一
Tweet
2008.12.09 Tuesday
◇朔望の畔
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
かまど炊きご飯・さつまいもベニアズマ、種子島紫/沼尻真一
JUGEMテーマ:
ナチュラル*シンプルライフ
種子島から取り寄せたさつま芋がやっと出来たので、
篠原さん夫妻と、瀧藤さんにもハーブ園にきてもらって
みんなで薩摩芋ほりと、今年収穫できた新米をかまどで炊いた。
今年はベニアズマと種子島紫芋を植えた。
種子島紫芋植えた事をすっかり忘れて生育を確認した時に
皮が真っ白だったので、ウコンになったか、日当たりが悪くて
赤くならなかったのかと思って、白くてびっくりした。
篠原さんはさすがに昔とったきねづかで、かまどで上手く
薪を燃やしながら新米を炊き上げてくれた。
軽くおこげの部分もあったけど、米の一粒一粒が
たっていて甘みを感じる事ができて美味かった。
電気炊飯器を見ると必ず、かまど焚き仕様などと
うたわれて、かれこれ30年以上経っていると思うが、
未だにご飯の味が、かまどに追いついていないのは
きっと電気じゃぜったい無理な
「直火」が影響しているんだろうと思う。
京都の吉兆が、ご飯を土鍋で炊いているのを
テレビで見たことがあるので、きっとそうなんだろう。
昔はどこの家でもかまどでご飯を炊いていたと聞く、
うちのじいちゃんや、ばあちゃんは、学校に行く前に
この作業をやっていたと言っていた。
当時子供は、家事の大事な部分を担っていて
朝夕は恐ろしく忙しかったに違いない。
里山の樹の間伐からはじまり、薪割りそして風呂焚き、飯炊き。
ライターも無い時代に、マッチも貴重品でいかに
少ない本数で火を起こせるかが一人前の証で、今日はマッチを
何本使ったかと聞かれて、少しでもマッチを使いすぎれば、
親父に怒鳴りつけられた話は良く聞かされた。
これはマッチを使うたびに思い出す。
そういえば、部落の集まりの中で、長老が言ってた
あのじいちゃんは火おこしがうめぇ。どんなに風が強かろうが、
湿ってようが、「火おこしの○○さん」って言われてたんだ。
火を自由に扱える人間は、当時は英雄だったようだ。
飯炊きの苦労話はあまり聞いたことがないが、風呂焚きでは
五右衛門風呂なので、火加減が難しくて「熱い、ぬるい」で
良く親父に怒られたと言ってた。
こんな昔話のような話になったが、自分も小学校の頃は
暮れになれば、家のもち米を炊いて正月の鏡餅づくり、
祝い事があれば、赤飯を炊かされてきたので
結構かまど炊きは珍しく感じていないが、いつの間にか
20年ぶりぐらいになってしまった。
友人の照明デザイナーにそんな話をしたら、
新宿生まれ新宿育ちだと火に触れる機会がないから、
焚き火をしたくてしょうがないって言っていた。
いつも小学校に煙りの臭いがしていた同級生がいる。
家に遊びに行って分かったのは、わらぶき屋根でかまどでご飯を
炊いているからだった。
まだ僕が小学校の頃は、かまどでご飯も、五右衛門風呂も
そんな家も珍しくなかった。
そういえば、土間の上がりに火鉢も必ずあった。
着物を着た90歳ぐらいのおばあちゃんが必ず、鉄瓶の番と
手あぶりしていたな。
瀧藤さんは成城大学サッカー部
かまどでご飯を炊いただけで、走馬灯のようにこんな事を思い出した。
オリンピックじゃないが、人を引き付ける火の持つ力はなんだろう。
もしかしたら世の中のすべての火は実は一つしかなくて、
歴史をすべて包含しているのかも知れないと思う。
○この日のメニュー
新米ごはん、さつま芋のけんちん汁、柚子サイダー
沼尻真一
Tweet
2008.12.08 Monday
◇つくばハーブ農園/沼尻真一
-
-
沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
| 1/2PAGES |
>>
このページの先頭へ▲
copyright(c)numajiri All rights reserved.