profile
selected entry
categories
links
archives
others

固定種のトマトとF1種のトマトの話 − つくばハーブ農園/沼尻真一

JUGEMテーマ:家庭菜園
JUGEMテーマ:ナチュラル*シンプルライフ


今年のトマトは、固定種の種を取寄せ育ててみました。

収穫してみた結論は、

・熟すのが遅い。
・苗にばらつきがある。
・現在、世の中でおいしいと言われるトマトの基準ではない。
・虫に弱い。

という状況です。これだけだと、悪いことづくめですが
じっくり熟すので家庭菜園では使えるかもしれません。

少し残念だったのは固定種の種を取り扱っている会社から
このような情報を事前に公開されていなかったことでした。
種を売っているのであれば、実際に育ててどうなのかを
教えてほしいなと思いました。

僕の家の周りは、いまだに直売所に出荷している60代〜70代の
専業農家の方がいます。
実際に、このトマトの苗がめずらしくて、部落の人たちが
みんな見に来たし、実際に挿し木で分けもしました。

その結果は残念ながら、おいしくない、だめだという意見ばかり。

F1種の種はだめだという主義の種会社とかは、エコとか環境とかにも
敏感なんですが、この種じゃ農業を生業にはできないと思います。
農業を仕事にできるように、必要があって種も
改良されてきたんだと思います。

実際農家をエコ的に見えたりするんですが、僕は全然そんな風には思いません。
この国の風土と気候のなかで、農業を仕事にしていくとしたら、
何かに目をつぶらないと生業にはなっていかないと思います。
どうして、専業農家がF1種の種を使うのか、農薬を使うのか、除草剤を
使うのか、少しずつですが分かってきた気がします。
沼尻真一















赤おくら・ミニトマト・四葉きゅうり夏野菜 − つくばハーブ農園/沼尻真一

JUGEMテーマ:家庭菜園
JUGEMテーマ:ナチュラル*シンプルライフ





収穫した夏野菜。
この辺りは、8月15日のお盆ぐらいまでにほとんどの夏野菜の収穫を終えます。
お盆の準備、稲刈りの準備、秋冬野菜の準備で忙しくなってくるからです。
つくばハーブ農園はのんびりしているので、野菜任せにしています。
そのつけが、秋冬野菜の土作り、種まきなどに一気にしわ寄せとなっています。







四葉きゅうりの花
四葉きゅうりは、棘がふつうのきゅうりよりも鋭くほぼこの写真の棘のイメージで
大きくなります。きゅうりの昔ながらの匂いが残っていて、おすすめです。








スィートバジル(右)とレモンバジル
バジルにはたくさんミツバチがきます。








かまきり 沼尻真一







白なす・加茂なす・長なす − つくばハーブ農園/沼尻真一

JUGEMテーマ:家庭菜園



農園のナス畑。








白ナス
固い、どの料理に向いているのか今年は検討がつかなかった。









加茂ナス
東京では京都産が1個 600円〜700円で売られていた。
なぜ高いかというと、通常ナスは10月ぐらいまで連続して収穫できるけど
加茂ナスは、一つの木からわずかな収穫しかできないからだと思います。










長ナス
今年はメインで育ててみました。味も収量も良いです。
ただ細長いので、料理の使い勝手としてはどうかと思いますが、
通常のナスにくらべて、フォルムが綺麗です。
沼尻真一






       







猫のくつした−沼尻真一





猫のくつした 黒い猫あしだけ白い 沼尻真一








入道雲・ブナの大木・夏の風景−沼尻真一

 












沼尻真一






ピーマンができるまで − つくばハーブ農園/沼尻真一



ピーマンの花の蕾







ピーマンの花








出来立てのピーマン







ピーマンの完成 沼尻真一






スイカ三兄弟 − つくばハーブ園/沼尻真一


 



縞王スイカ
大玉種なので、大玉になりました。果肉は真っ赤でとても甘かった。







くろべスイカ
ラグビーボールのような形になります。この形のスイカはほとんど、果肉は
真っ赤というよりも、ピンクに近いです。でも甘みはちゃんとあります。
丸いスイカにくらべると、食べてるときが皿のようで楽しいです。







収穫したスイカたち。





使用前






スイカ兄弟の誕生!






真一






祖父と線香花火−沼尻真一





8月15日
今日はお盆、そして終戦記念日。
僕の祖父は戦争に行っていて
子供の頃よく戦争の話をしてくれた。
その時は話を聞いても、ただ大変な時代だったんだな
という気持ちが湧くだけだった。

今から63年前の昭和20年8月15日。
祖父は軍隊で、祖母は小さな子供二人と一緒に家で終戦を迎えたという。
たくさんの話があったのにこの話だけは良く憶えていて、
やっと戦争が終わったんだという安堵感や家に帰れる、
帰ってくるというみんなの気持ちを
子供ながらに想像しやすかったからだと思う。

今では祖父もなくなり、代わりに100歳になる祖父の兄が
お盆参りに行った時などに戦争の話をしてくれる。
3年ぐらい前の夏にも、ちょうど中東戦争があったからか、
戦争は絶対にやっちゃだめだってしきりに言っていた。

祖父の兄は戦時中、阿見町にあった予科練に食料を納める仕事をしていた。
そんな縁もあってか、戦争も終盤になると食べるものが乏しくなり、
つくば市内にある祖父の兄の家やその周りの家などでも
飛行訓練の無い週末には、全国から集まった10代の予科練生を受け入れ
自分の子供のように料理をふるまっていたという。

そんな時きまって予科練生が戦地へ出撃する前には
この家にも予科練生の両親がはるばる訪ねてきて
一緒に話をしたり食事をしたと話をしてくれた。

また祖母からも家の近所の谷田部海軍航空隊に
特攻隊の出撃を
見送りにいったという話を聞かされたことがある。

僕の中でこの場所に予科練や特攻隊の基地があったことは
地元の学校でも教わる事はできなかったし、
きっと今のつくば市の学校でも教えることはないと思う。
それが少し残念に思う。

いつからか戦争が政治的または商業的に華美に利用されたりする
傾向が強くなり、それを扱う事や語る事が誰かの特権や
その人の思想を反映しているような位置づけになった時から
僕らは戦争という歴史に対して冷めた目で見るようになり
アンタッチャブルになったような気がしている。

映画やドラマ、教科書よりも、身近な人や場所から
歴史を知ることで、戦争の無い今の時代を考えたり、
感じるきっかけができるんだと思う。


戦争写真.jpg












沼尻真一







世田谷夏まつり−沼尻真一







東京世田谷の馬事公苑で今年も
「ふるさと区民まつり」が開かれた。
僕たちも用賀から引っ越してもう5年になる。

まつりの前に久しぶりに用賀商店街の知人に
自分達でつくった野菜を持って遊びにいった。

商店街もかなり変わっていたけど大好きなペットショップ、
湯やのような銭湯は昔のままだった。








宵闇の馬場の芝生に腰掛け夏川りみさんの歌に
みんなシーンと聞き入っていた。

そしてみんな自分のふるさとを思い出しているようだった。沼尻真一














つくばハーブ農園 8月−沼尻真一