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気象台の見えるハーブ園−沼尻真一





奥に見えるのが1920年(大正9年〜)からある気象台。
つくばにできた初めての研究所。
僕はいつもこの鉄塔を眺めるたびに一緒に空も気になる。





6月の農園の一番大変な作業は草取り。
もちろん無農薬で育てているので、どうしても除草作業が中心。
いろんな方にちょくちょく手伝ってもらいながら草取りをしている。

農園の周りは農村地区で、僕は祖父母の野菜作り〜市場での
競りにも連れて行ってもらったりした。
「崖の上のポニョ」に除草剤をまかないで下さい!
と言うシーンがあるが、農家の人が野菜をつくるために使う
除草剤や農薬を頭から否定することはできないと思う。
環境はもちろん大切だけど、野菜づくりで暮らしている人もいる。

自分達でハーブや野菜を育ててきて
今は、どちらが良くて悪いという結論はどうでもいいと思うようになった。
その人のやり方で安全でおいしい野菜を作れればいいと思う。沼尻真一









滝 − 沼尻真一

JUGEMテーマ:日記・一般




山奥にある滝を訪ねることができた。

以前から気になっていたこの地方を撮影に来たついでに
そこに滝があるというので軽い気持ちから山にはいってみた。
そして思った以上に険しい山道に苦労した。

やがて轟音とともに森の中から滝が見えてくる。

誰もが、自分の滝のイメージがあると思うが、
そこで見た滝の姿は僕の中でイメージする滝と
まったく同じだった。
サイズや高さ、周辺のロケーションまで。

そして、一気に滝壺まで降りてみると、
水の勢いや轟音が生き物のようで本当に怖かった。
滝という場所が古くから神聖な場所とされている訳も
実際に、滝の直下にきてみると改めて理解できる。

一つとして同じ流れがないのに、こだわりなく流れ
全体としは常に同じ迫力を保ちつづける瀑布。

どこまでも荘厳で潔い滝の姿に、日本刀に通じる美しさを
感じた。沼尻真一