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【炉開き・新字体漢字】実は簡易字・略字です★男の茶道/沼尻宗真


【炉開き】の 炉 旧字体

日本国家による最初の標準的な漢字の選定と
なったのが、臨時国語調査会による
「常用漢字」の選定です

(1923年5月9日「常用漢字表」1963字、
1931年5月3日「修正常用漢字表」1858字)。

常用漢字とは、
「もっとも普通に使用されていて
これだけで国民生活上大体
さしつかえないもの」として
選定されたものでした。

その選定の際に、それまで様々な
異体字が混在してきた漢字の字体を
統一するため、標準的な字体として
依拠したのが中国の『康煕字典』
こうきじてん  でした。

中国の漢字字典『康煕字典』は、
清の康熙帝の勅撰により、
漢代の『説文解字』以降の歴代の字書の
集大成として編纂されました。
編者は張玉書、陳廷敬ら30名で、
6年の編集期間を経て康熙55年閏3月19日(1716年)に完成しました。


康煕字典

日本では1780年(安永9年)
『日本翻刻康熙字典』として
翻刻された版が最初のもので
「安永本」と呼ばれています。

そのため、『康煕字典』で表記されている
字体が、いわゆる旧字体と呼ばれるものです。

日本では、
1923年5月9日、1931年5月3日の
修正と同時に
あまりに複雑な字体に
取って代わって簡易な字体を
正式な字体としたものを略字
あるいは簡易字体として選定し

(1923年5月12日「略字表」154字、
1931年5月3日「修正常用漢字表」内
簡易字体55字)
(例えば澤→沢や戀→恋など)、
これが後に新字体のもととなってゆきます。

戦後に入ると漢字を取り巻く環境は
大きく変わりました。



この中には簡易字体131字も含まれており、
これらを含めた当用漢字が
いわゆる新字体と呼ばれるようになりました。

以後、1981年に国語審議会が
常用漢字1945字を選定するまでの
約35年間、この当用漢字は
戦後標準的に使われる字体として
定着してゆきます。


では いよいよ
茶道に関する
一部の漢字の変化
見てみましょう。

わずかに調べただけでも
これだけの
漢字が新字体へ変更されています。

左が新字体 、右が旧字体です。

そこで 一番右側に

旧字体で、茶道に関する用語にして
みました。いかがでしょう?

炉  爐   爐開き


会  會   茶



円  圓   圓相




懐  懷   懷石



喝  喝    



禅  禪    座



点  點    點茶



伝  傳    奥



灯  燈    燈火



歴  歷  



何か、旧字体で用語を表すと
グッと ありがたい漢字になりました。

きっと組み合わせてある
その形や、漢字の意味から
日本人ならだいぶイメージが
持ちやすくなるからだろうと思います。

しかし、中には画数が多くて
難しい💧のも事実ですな。

そんなこんなを

わかって、使い分けるのが大切かな〜と
思います。

普段はなかなか使えなくとも
茶会を開いた際の会記など
特別な時に用いる事はできそうです。














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