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聖なるもの何処/沼尻真一


誰にでも

興味のある事や物は

あるはずです。


興味のあるものには

何でも原点というものが

存在しています。


いまは、

ブレードランナーを知らずに

攻殻機動隊


YMOを知らずに

サカナクションを

知っている時代でもあります。


ただ自分が楽しむには

別に原点・源流なんざ

どうでもいいんですが。


それでも、やっぱり

原点や源流なんかを知ると、


「あぁ、こんな受け止め方をしたんだな〜」とか分かりますし、


じゃあ自分が作るんだったら?

こんな感じもいいな〜とか


やっぱり何か

形や物を作る上では、


原点や源流まで

遡ってみることは

大事だな〜と思っています。



16歳の時の自分は

小津安二郎監督の

東京物語を知らずに

大林信彦監督の尾道三部作に

夢中になっていました。


実は尾道出身の大林監督が

15歳の時に、

東京物語の尾道ロケを見て影響され、

映画監督になったそうです。



16歳の自分が受けた感動の原点が、

実は東京物語だったなんて

だいぶ後から知ることになりました。

時間は掛かりましたが、

なんか点と点がつながって

改めてそんな視点で見ると、

沢山の気付きもあります。



しかし、

憧れの尾道には

映画ロケの痕跡なんざ

これっぽっちも見当たりません。



その理由は痛快でした。


"尾道三部作"を含む大林監督の尾道映画であるが、撮影地、記念碑といった類いの看板はほとんど見当たらない。


行政側が再三、映画のセットを残して観光資源にして欲しい、ロケ地の案内板設置も了承して欲しいと切望したが、大林は決して首を縦に振らなかった。


「記念碑は映画を観てくれた人の、心の思いとして残ればよい。その人が思い出の地を訪ねた時、何時か観たスクリーンの中と同じ風景がそこに守られていれば、それで充分。記念碑など、その思い出の風景を壊すだけだし、次の他の人の映画撮影の邪魔にもなる。記念碑は、万人の古里を私物化するだけだ。ぼくはそれを千光寺山の花崗岩の"傷"から学んだのだ」



いまは、ネットでも

本音を発言すると

バッシングに合う世の中ですから、

長いものに巻かれる方が楽ですし、


本音は違っても

風見鶏のように体制になびくのも


「生きていくには仕方ない」という

理由もあります。


そんなかなり

矮小化してる日本でも

気骨ある無頼な大人が発言してる姿は、

どんな世界の方でも勇気をもらえます。


先日のすでに世俗の中で

大悟された春枝さんのような大人か、


あるいは

日本以外で活躍してる方は発言が違います。


第71回カンヌ国際映画祭で

パルムドール賞を受賞した映画

『万引き家族』。

日本映画として21年ぶりの快挙で、

是枝裕和監督。



「『万引き家族』がパルムドールを受賞したことは誠に喜ばしく、世界的にも高い評価を受けたことは誇らしい。来てもらえるかわからないが、是枝監督への呼びかけを私からしたい」と、回答。この政府が表明した「祝意」について、是枝監督はブログで下記を表明しています。

―――――

実は受賞直後からいくつかの団体や自治体から今回の受賞を顕彰したいのだが、という問い合わせを頂きました。有り難いのですが現在まで全てお断りさせて頂いております。

―――――

映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています。


































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