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京都 ハーバード大生の「夜咄茶事」/「自給の茶」の在り方を問うー沼尻真一

ドイツから来たP氏はドイツの大学を卒業してから
今はハーバード大で学び、大好きな日本を
学ぶために休学して来日し、
京都で日本文化を学んでいる。
まだ茶事の経験が浅いのに、
今回は「夜咄茶事」に招いてくれた。
沼尻真一
いつも厳寒期の年末の夜咄にしか行った事が
なかったので、釣釜の夜咄の風景は新鮮でした。
道具は全て亭主のお気に入りの物でした。
箱書きや在判のある由緒や、次第の整った道具、
会記に書ける道具か否かを気にしている方を
よく見かけますが、自分はこだわりません。
すでに市場でいくら¥という価値の決まっていて
金をだしたら買えるものに、
自分はまったく興味が無いからです。
席主と縁もゆかりもない、道具でお茶をされるより
自分が気に入っている物を使って頂いた方が
よっぽど嬉しいです。
誰の目が気になるとか、見栄とか
何十年、何百年そんなお茶をして、
それが自分の求めたお茶の姿なのでしょうか?
最初から道具は誰も持っていませんし、
代々お茶の家柄でも、それが
良い道具とは限りません。
ちょうど子供の頃、友達の家に遊びに行って、
お気に入りのガラクタを入れていた引き出しの中。
そんなプライベートな非日常の中を
一緒に覗かせてもらえるのがお茶でしょう。
会記に書ける名前は聞いたことがある作家でも、
今現在、生きているのかどうかも分からない。
どのように作っているのかも知らない、
そんな程度でも、
有名だから使えるんだなんていう
考え方や価値観が無くなったらいいと思います。
業者にレンタルを頼らなくても、
自分一人の審美眼と
美意識だけで
「自給の茶」はできるはずです。
それを今回の茶事で、
外国から来た方がちゃんと証明しました!
沼尻真一

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