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日本デザインマラソン/沼尻真一


日本はものづくりの国だというが、
例えば車、家、産業・業務用機械
工具、スポーツ用品、日用品、家電
どれをとっても、デザインが悪いと思う。

一日あえてデザインがいいものを意識的にさがす
デザインマラソンをしてみても
町のなかから自分の家の中や仕事も
含めて見てみると、一つもなくて驚くことは当たり前だ。

むしろ自然の中の植物や石や風景の方が
よっぽどマシだったりする。

ましてや車で移動してみれば、自分の車も含めて
周りの車も道もなんて酷い形と色なのか恐ろしくなる。

日本車なんて、エンブレムに豊田さん、松田さん、
鈴木さんなんて人の表札で走っていて気持ち悪い。

スバルの方が良いし、外車のエンブレムの方が良い。
トヨタもトヨタの名前を捨ててレクサスじゃなきゃ
良いものが売れないなんて恥ずかしい。

お家芸の車でさえ未だにこんなんだから、
しみじみと
日本の各分野において
いいデザインのものは数えるほどしかない。
 
グッドデザイン賞もカーオブザイヤーも
よくわからないけど、毎年なんでと思うやらせの
ベストジーニストと同じ賞で、
役所がやってるようなデザインは
色彩検定を取って、デザイナーになれることではない。

デザインがいいものは
機能性が悪いという言葉を
聞くが、最近はそんな事もないだろうと思う。

デザインとは使用目的とする機能性や安全性はもちろん
壊れた時のメンテナンス〜掃除のしやすさまで
含めてデザイナーはデザインを検討しているはずだ。

別に舶来びいきをしているわけではないが、
現在の日本製で欲しいと思うものは一つもないと
いっても過言ではないだろう。

衣食住すべて、あきらめながら、
妥協しながら買ってる。
これが多くの日本人が日本でものを買う動機だと思う。
であれば、古いものや、骨董のようなもののの方が
よっぽどしっかり作られているものがある。

日常的なものをたくさん毎日あきらめて
代金を払う事が繰り返されている。

ありとあらゆる日常品がそろっている
ホームセンターやスーパーにいって見れば
お気に入りのデザインがあるかどうかは一目瞭然だ。

デザインの中には、表層的な色や形だけでなく
産地も内容成分も含めてみると、
みんな嫌だけどそれしかないから買っている。

こんなんなってなくていいから、
日常品でもちょっと気を使ってくれていれば
もっとシンプルだったらいいのになと思っていて、
無印にあればとも思ってしまう。

さらに言えば、どうせ気に入ってないものは
使い捨てたいから、
100円ショップで間に合わないかなとも思う。

日本には建築、美術およびデザイン系の大学や
専門学校など教育機関が無数に充実しているのに、
一向によいものが生まれてこないのは
自分も含めて不思議だ。

学生の時にはいいものを作っているけど
どこかの会社に就職して世の中に出ると、どこかの
だれかに利益性、効率性を指摘されて
全部つぶされているんじゃないかとさえ思う。

結局は自己完結できるものづくりの場合のみに
よいものができやすい場合もあるだろう。

道具がダサけりゃ、
若い人がその仕事を魅力的に感じない
と思うのは当然だ。

ますます高齢化社会になる日本で
ユニバ(ウ”ァ)ーサルデザインなんていう
どうしようもない、ダサい道具で
日本のものづくりが浮上することはないだろう。

子供が家族ができて日本全国ワンボックスカーに
なるなんて、それもどうかと思う。
子供が乗れないようなあるいは乗りにくいような車に
乗るのも、大人の流儀ではなかろうか。

雑誌の記事にイギリスは子供にはまったく優しくない、
いちいち子供に合わせることをしない国だと紹介していた。
対してアメリカは、子供に合わせる。
その象徴が、ディズニーのアメリカとハリーポッターのイギリスの
比較と言われる。

確かに、ハリーポッターは恐ろしい映画で血も流れる。
だけにイギリスの子供たちは自立する精神が強くなると
紹介されていた。

確かな事はわからないが、
日本はどちらかといえば、明らかに子供中心。
子供に座席を譲って婆さん爺さんが電車で立っている。

子供に社会は厳しい、日本は職業や人種差別社会であり、
実は大人になっても競争社会だなんて、
悲惨な事実は大人になって知れば
いいことだから、それまでは夢でも見せておこうなんていうのも
ある意味残酷な話で、通知表でも、徒競争でも順位をつけない
なんてことをすると、20を超えても大人になりたくない、
ずっとアニメの中にいたいし、
ずっとアイドルを追いかけたくもなるだろう。
中高年のアンチエイジングや整形手術も同じかもしれないが。

道具に話を戻せば、庭いじりの道具もガーデニングコーナーに
おそろしく何ちゃってベルサイユ宮殿が
日本中に蔓延していて、ガーデニングのお庭が
とっても家や周りの和の環境と調和していなくて気持ち悪いけど、
梶先生はちゃんとセンスのいいマイ道具を
開発されていてさすが。

宮大工の方が言っていたが、
自分の道具を作れるようになるのが
宮大工として一人前だそうだ。

そんなに気に入らなければ
梶先生のように自分で作るのが一番だが
作れないのも多々あるので、それが問題だ。

沼尻真一
















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