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男たちの晩夏 − 沼尻真一

JUGEMテーマ:アート・デザイン

 
こんな人々に出会えるとは思わなかった。
彼らは車やバイクをデザインして作っている。
自分もそして誰もが知っているメーカーの人々だ。

私立で厳しかったのだが、祖父母を騙して
16で中免をとって、バイクそして18で車と
田舎の兄ちゃんのお決まりコースを自分は走った。
もちろんここで会ったメーカーにはすべて世話になった。

10代が、なぜあんなふうに風をほしがるのか?

それはチャリンコから脱皮するセミのような
まばたきなのかも知れない。
峠やサーキットなど十分危険な風に冒されて走れば、
もう20代では違う風で良くなっていて、
フルフェイスを自分は脱いだ。
 
人がまたがった姿までをイメージして
バイクはデザインされるという。
時にはテストライダーがまたがり
タンクホールディングなんかもチェックして
デザインを煮詰めていく。
 
何のためにどんな風に使うのか?
使ってなんぼ、
だからあたりまえの過程だね。という。
デザインするものは自分とは違えどまったく
同じ基本の流れだった。
それもカラーも合わせる。
カラーが違っていると、それだけでもう錯覚が
生まれるからだ。これも同じ。

しかしバイクは、
現在スクーターから、単車に乗るという流れが
無くなって、最初からスクーターそれからは四輪が
あたりまえになってしまっているという。
 
より便利により簡単に、バイクも向かった結果だという。
 
四肢すべてを使い、事故れば大怪我という
バイクだが、すべての五感を働かせなければ
操れなかったのがバイクの良さだったはずだ。
 
そんなバイクも今やそんなものが求められて
いないのは残念。
あのバイクが欲しくてバイトして金を貯める。
そして操る。
そんな野郎たちがもう、今は昔になるのは寂しい限りだ。
 
削りだしたタンクのアールに魂を感じてもらえるように、
デザインしている男たちの思いはまだ存在しているのに。

























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