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補と無 − 沼尻真一

JUGEMテーマ:アート・デザイン
 

「目鼻立ちはいいのだが、姿がわるいというより、
姿がいいから、顔が気にならぬというほうがいい。」

どんなものも、完全無欠というものはない。

だから、

「何かが何かを補ってえも云われぬながめとなり姿となるのだ」

精神があるならば形にあらわれない筈はない。

要は全体だ。

             *


あれやこれやと装飾の足し算を繰り返していても、
上塗りをしているうちは
そこに何が足りないのかさえ気づかぬだろう。

むしろ、引き算をしていくうちに、あるいは日本流に
大胆な省略をしていくうちに、もの寂しさのなかに
「何かが足りない」寂心が生まれたところに
やむにやまれず
一つ野花を摘みさそうという心でも生まれるのでは
なかろうか。


沼尻真一



























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