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葬式の話を記しておこう − 沼尻真一

 

ブログは、まだ見ぬ未来の誰かに何かを残しておけるという
機能もありそうなので「葬式の話」を、ここに記そう。

僕が住む部落には、いくつかの 組 があり、この 組 が
葬式をとりおこなうしきたりとなっている。
うちの組は12件だ。

つくば市内でも古い集落には、いまだにこの 組 機能が
あたりまえにあるだろう。

組内の誰かの家に葬式ができたら、
この組で

帳場役、六道役、坊さんの送迎役、沙汰役(知らせ)などの
役割が決められる。

つい数年前までは、うちの部落でも、
土葬があたりまえだった。

六道役というのは、土葬の際に墓穴をほるのも仕事で
大変な重労働だった。
部落の周辺には、いくつかの墓場が畑の中にある。

この墓場も雨が降れば、ぬかるんで、墓穴を掘るどころではかったらしい。
まして、葬式が重なってしまった家だと
まだ前の棺おけが腐ってなくて、掘ればいろんなものが出てきたらしい。

大雨が降れば、この墓穴に水がたまってしまい
棺おけが浮いてきてしまうから、みんなで抑え込んで
土をかけて棺おけをうめたっけな とおじさんが
教えてくれた。

雨の日の葬式の大変さといったら、墓までの道は舗装されていないわ、
もちろん墓場はぬかるんでいるわで坊さんも、参列者も
ずぶ濡れ、ドロドロの一大事だった。

そして、御棺を運ぶのは昔は担いで、それからはリヤカーで
墓場まで棺おけをうめに、自宅で葬式が終わったら
隊列をくみながら歩いていった。

その後は、耕運機を各農家が持つようになったから
耕運機へと変わったらしい。

僕らは、こんな光景を10歳前後あたりまで
良く目にしていたから、テレビのCMに出てくるような
火葬や墓地や霊園がなんともおしゃれでうらやましく思っていた。

全国の地方に行っても、墓場が各々の集落の一番高台の
日当たりの良い場所にあるのは、土葬しやすいという理由もあるのだろう。

各地の墓も、石造りになってどこもかしこも同じような
雰囲気になってしまっているが、墓場をみると
その地方がどんな場所なのかなんとなく知ることができるから
僕は良く眺める。

今は、火葬になり葬儀場もでき、葬式がどんどんと、略式化され
簡単になっている。

坊さんのお経も、ちゃんと読み上げたら1時間以上だけど
さわりを読みながら、お経をとばしていくのも
おそらく、参列者の数や会場の都合にあわせて調整しているのだろう。















































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