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狷介孤高の士 藍色志野 酒井博司先生 日本橋三越個展 − 沼尻真一

 


酒井博司s.jpg

                               ・第一回陶美展 大賞

初めて藍色志野を見た際
安藤忠雄氏の空間に置いてみたいと思った。

志野の奔放な長石釉を、理性的に表現することで
美濃桃山陶を
これほど現代的に昇華することができるものかと感じた。

桃山の写しをつくる、李朝の写しをつくるのも
空気まで写しきれないことで、それも表現かもしれないが、
実は後の歴史は作るのだろうと、
酒井先生の作品を見ていつも思う。