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永遠の0 − 沼尻真一
- 2014.01.13 Monday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
日本デザインマラソン/沼尻真一
日本はものづくりの国だというが、
例えば車、家、産業・業務用機械
工具、スポーツ用品、日用品、家電
どれをとっても、デザインが悪いと思う。
一日あえてデザインがいいものを意識的にさがす
町のなかから自分の家の中や仕事も
含めて見てみると、一つもなくて驚くことは当たり前だ。
むしろ自然の中の植物や石や風景の方が
よっぽどマシだったりする。
ましてや車で移動してみれば、自分の車も含めて
周りの車も道もなんて酷い形と色なのか恐ろしくなる。
日本車なんて、エンブレムに豊田さん、松田さん、
鈴木さんなんて人の表札で走っていて気持ち悪い。
スバルの方が良いし、外車のエンブレムの方が良い。
トヨタもトヨタの名前を捨ててレクサスじゃなきゃ
良いものが売れないなんて恥ずかしい。
お家芸の車でさえ未だにこんなんだから、
しみじみと
ベストジーニストと同じ賞で、
デザインがいいものは
機能性が悪いという言葉を
聞くが、最近はそんな事もないだろうと思う。
デザインとは使用目的とする機能性や安全性はもちろん
壊れた時のメンテナンス〜掃除のしやすさまで
含めてデザイナーはデザインを検討しているはずだ。
別に舶来びいきをしているわけではないが、
現在の日本製で欲しいと思うものは一つもないと
いっても過言ではないだろう。
衣食住すべて、あきらめながら、
これが多くの日本人が日本でものを買う動機だと思う。
であれば、古いものや、骨董のようなもののの方が
よっぽどしっかり作られているものがある。
日常的なものをたくさん毎日あきらめて
代金を払う事が繰り返されている。
ありとあらゆる日常品がそろっている
ホームセンターやスーパーにいって見れば
デザインの中には、表層的な色や形だけでなく
産地も内容成分も含めてみると、
みんな嫌だけどそれしかないから買っている。
こんなんなってなくていいから、
もっとシンプルだったらいいのになと思っていて、
無印にあればとも思ってしまう。
さらに言えば、どうせ気に入ってないものは
使い捨てたいから、
100円ショップで間に合わないかなとも思う。
日本には建築、美術およびデザイン系の大学や
専門学校など教育機関が無数に充実しているのに、
一向によいものが生まれてこないのは
自分も含めて不思議だ。
学生の時にはいいものを作っているけど
どこかの会社に就職して世の中に出ると、どこかの
だれかに利益性、効率性を指摘されて
全部つぶされているんじゃないかとさえ思う。
結局は自己完結できるものづくりの場合のみに
よいものができやすい場合もあるだろう。
道具がダサけりゃ、
若い人がその仕事を魅力的に感じない
と思うのは当然だ。
ますます高齢化社会になる日本で
ユニバ(ウ”ァ)ーサルデザインなんていう
どうしようもない、ダサい道具で
日本のものづくりが浮上することはないだろう。
子供が家族ができて日本全国ワンボックスカーに
なるなんて、それもどうかと思う。
子供が乗れないようなあるいは乗りにくいような車に
乗るのも、大人の流儀ではなかろうか。
雑誌の記事にイギリスは子供にはまったく優しくない、
いちいち子供に合わせることをしない国だと紹介していた。
対してアメリカは、子供に合わせる。
その象徴が、ディズニーのアメリカとハリーポッターのイギリスの
比較と言われる。
確かに、ハリーポッターは恐ろしい映画で血も流れる。
だけにイギリスの子供たちは自立する精神が強くなると
紹介されていた。
確かな事はわからないが、
日本はどちらかといえば、明らかに子供中心。
子供に座席を譲って婆さん爺さんが電車で立っている。
子供に社会は厳しい、日本は職業や人種差別社会であり、
実は大人になっても競争社会だなんて、
悲惨な事実は大人になって知れば
いいことだから、それまでは夢でも見せておこうなんていうのも
ある意味残酷な話で、通知表でも、徒競争でも順位をつけない
なんてことをすると、20を超えても大人になりたくない、
ずっとアニメの中にいたいし、
ずっとアイドルを追いかけたくもなるだろう。
中高年のアンチエイジングや整形手術も同じかもしれないが。
道具に話を戻せば、庭いじりの道具もガーデニングコーナーに
おそろしく何ちゃってベルサイユ宮殿が
日本中に蔓延していて、ガーデニングのお庭が
とっても家や周りの和の環境と調和していなくて気持ち悪いけど、
梶先生はちゃんとセンスのいいマイ道具を
開発されていてさすが。
宮大工の方が言っていたが、
自分の道具を作れるようになるのが
宮大工として一人前だそうだ。
そんなに気に入らなければ
梶先生のように自分で作るのが一番だが、
作れないのも多々あるので、それが問題だ。
沼尻真一
- 2013.01.03 Thursday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
She turned off the lights so she could enjoy the moonlight.
少し前まで元気だったのに、
今日また異郷の地でお世話になった方の訃報が入った。
どこかの本に書いてあったように「別れを知れば、人生は長いようで短い。」
だから自分も時を、一瞬を大切にしたい。
http://www.youtube.com/watch?v=BMPC6C1e-EQ
- 2012.09.24 Monday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
「ヴァージニア」 コッポラの終焉
夢中になった人々と渦中の人間の25年後の結果と人生模様と
容姿がどうなったかはまったく誰もが知っているので
この先25年後がどうなるかも結果は見えている。
必ずなにか 意味があるというビッグネーム礼賛という講評は信憑性が乏しい。
リアルに映画以上の出来事が起きてしまった
今という時代になっては、もはや必然性はなく
- 2012.08.25 Saturday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
英霊の御霊を弔う終戦記念日 8・15
傅次官は丹羽大使に「中国は釣魚島と付属の島の主権を有する」との
↓
結果は17日中国の主張通り、無条件釈放 強制送還
軍事的行動や国内問題に発展しない、
市町村もちゃんとある日本なのに残念。
そこここの市長村議員、県会議員、国会議員含め
発言と行動を本来の生業としている職業政治家も
原発問題、中国問題、韓国問題に対してだけは
自分の首が絞まることを恐れて
明確な姿勢を示さず逃避しながら見栄をはる。
会社も
日本という国のために
家族のために戦った祖先や犠牲になられた
祖先がいると思います。
自分たちの祖先の意思と歴史を敬った所で
確かにそんな祖先と今の自分は
ちゃんと血はつながっているけども、
直接話を聞いたこともないし、顔も写真も見たことも無いし、
親から話を聞いたこともないからリアリティないし
今の自分には関係ないからという理由で
もし日本人がこれまで欧米に数多くの留学経験者などが増加し
その経験者を中心とし日本もインターナショナルになったと言われるなら
それはナショナリズムを主張することを学んだはずであり、
衝突をさけて逃避するという処世術を
学ぶのであれば、海外留学の必要性もないと思います。
しかし現実は生で体験した日本の海外留学経験者が叫ぶ
ナショナリズムを聞いたことが
この時代になっても無いのは、
とてもおかしいし、やはり遊学にしかなっていないのだろう。
中国や韓国では逆に欧米留学経験者が先頭を切って
ナショナリズムを主張しています。
やはり日本という国が、自分たちの国というよりも
もうそろそろ、自分の国として誇りをもてる、満足感のある
そこに移住できるという
ナショナリズムをもった人間たちが
選べる選択肢が出てきても悪くないと思います。
中国に遅れること4日。
やっと尖閣諸島に上陸してくれた同志
時事通信 8月20日(月)0時5分配信
沖縄県の尖閣諸島(石垣市)の魚釣島に上陸した日本人10人のうち、
茨城県取手市の小嶋吉浩市議(51)と東京都荒川区の
小坂英二区議(39)らが19日夜、石垣市で記者会見した。
いずれも、「尖閣諸島を中国に渡してはならない」と強調した。
小嶋市議は「地方議員であるけど、(中国人活動家らの
魚釣島不法上陸事件を)許せない国民の一人として参加した。
あえて上陸することで、日本人の志を示した」と述べた。
その上で、「何も行動しなかったら、尖閣諸島について
誤ったメッセージを世界に発信してしまう恐れがある」と指摘し、
中国人活動家らの不法上陸事件をめぐる日本政府の対応に、
強い不満をにじませた。
小坂区議も、「尖閣諸島は日本の領土であるという
当たり前のことを言い続け、実効支配をきちっと強化すべきだ」と訴えた。
次は韓国に実行支配されている竹島に日本人が
いつ日の丸を掲げられるかが勝負だ。
- 2012.08.17 Friday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
時代
今や日本は子供やロリコン全盛で、20歳超えても
まだ自分が子供だと思っているやつや
一生懸命子供を演じているやつもいるが、
10代が活躍している今という時代からすれば、
もう20歳を超えればそれは立派な社会人で大人だ。
自分は20歳から、男に頼る、女に頼るでなく
むしろ早く独立したくて
がむしゃらになんでもやってきたし、
大人の流儀を内外面ともに身に着けたいと思っていたが、
しかし今となっても60過ぎ、70過ぎの先生達には
いい歳して、そんなことも知らないのか、
そんなことぐらいちゃんとできるようにしなさい。
と悔しくも、有難くも窘められることが多々ある。
これは自分の利害関係のない、
まったく縁のない世界に飛び込んで
みれば、ハッキリ厳しく言ってくれるもんだ。
結局全ての人が日常のテリトリーの範囲の中では
利害や金や肩書きや地位や名誉、あるいは親に守られていて
自分がまったくみえない。
だれも知らないところに行って、すべて丸裸に自分を剥ぎ取ってみれば、
本当の人格や実力なんてもんはこれぐらいしか
ないという事もわかる非情さってのが、
社会からの一人ひとりの見られ方なんだし、自分の実力なんだと感じる。
そんな恥を今もかき、悔しさを体験をしてみると
もう10代から準備できることが多々あったり、
近くの大人が10代からもうちょっと言ってくれてたらな
と思うこともある。
つまり20歳以上になれば、
10代から見ればもうオヤジで、おばさんで
年々歳を重ねるばかりで、妙に顔が変わって若くなっていくのも
おかしいので、年齢と戦っていくのではなく
もう80歳でも90歳でも同じ世界に
入っていると思えば、永遠の10代を中身も外見も
決め込むこともできないだろう。
骨のある大人が少なくなってきているが
桑名さんにはがんばってほしい。
http://www.youtube.com/watch?v=a1bfahLQpqE
- 2012.08.05 Sunday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
十世 壇貴梓高
何が面白くねぇかって、現実的な事ほど
面白くないものはないですねぇ。
最近は現実を現実だって思っているから、
いつも金の心配して
計算してなくちゃならなくなるから。
そりゃ、損か徳かなんて考えてるから生きてることも
面白くもなんともねぇんでして。
一場面見て、それを全幕だと思っているぐらいですからね
最近の方々は。
それは人生も同じでね。
しかし、こっちにしてみりゃそれは一通過点でしかないんですよ。
まっ、良く形にできたねぇってなもんで、内心は
胸をなでおろしてるんですよ。
実際、口ではなんだかんだ大きなこと言っても
自分では形にできずに、他人の評論家ばっかりですからね、
世間なんてもんは。それで毎日楽しく暮らしている。
ひとつ自分でやってみてから文句や能書きってのは、
言って欲しいんですがね、やってみたらわかりますよ。
他人のことなど言えなくなりますからね。
あたしだって今となっちゃ国宝だなんていわれていますが、
そりゃその途中じゃいろいろ言われてひどいもんでしたよ、
世間様ってのはね。
まっひとつ、やっかみや僻みもあるんでしょうが。
構いはしませんよ。
清濁一緒に飲む覚悟が必要でね。
いやっ実際に飲んじゃいけないよ。
こっちの世界に戻って来れなくなるからね。
だってお前さん、人間そんなに強くないからね、
一度足を染めたら二度と戻れないのが
あちらの世界ですからね。
金に色がついてねぇなんて堂々とぬかすだろ。
アホかって。
ちゃんと金に色はついてますわな。
そりゃみなよ、毒で稼いだ金なんて
ありがたかねぇから、チョチョット使っちまうんだ。
そしたらまた毒を買う。
こりゃいけないね。
それを子供が好奇心から覗いちゃうから
人生を破綻してるんでね。
いっときは幸福でも、また同じように
その世界に逆戻りだよ、まぁ一生抜け出せないね。
男も女もそりゃ若い時分から甘い汁を吸ったら
それが難だよ。堅気にはなれないね。
だから、大事なのはその加減だよ。
人間馬鹿じゃないんだ。
ちゃんと頭がついてりゃ、創造できるだろうよ。
なにもこっちから毒の中に入るこたぁねぇんだよ。
毒なんてあっちこっちに平気な顔して
寄ってくるんだから、かわすほうがよいじゃないんだよ
ほんとうの世間ってのは。
人様を騙して、嘘を重ねて、自分を中心にまわしてる
そんなもんには自然のうつろいさえ感じることは
できねぇんだよ。
自分の殺気を人の殺気だと勘違いしてるようじゃ
ありがたいなんて、感謝の心が生まれないからね。
どんなものよか、人の心がいちばん美しいなんて知らないで
生きることが不幸だよ。
平成22年2月20日 十世 壇貴梓高 氏談 京都にて
- 2012.06.02 Saturday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
陸の旅人 − 沼尻真一
一人で旅をする時間は
なかなか無くなってきている。
飛行機も車も良いが、汽車はまた一人旅には
時間の進み方も、空間も
そして景色との距離感も
もってこいなのだと思う。
そんなこんなで、
大都市をすりぬけて、だんだんと清流が見え
桜が見え
そして山が近づいてくる。
山の木は新緑よりももっと手前の新黄のようだ。
「国境の長
川端康成の『雪国』ではないが、やはりそこに
トンネルというものがなければ、
その先はこの既視感のある大都市が続きそうで
おもしろくないように感じてきた。
もちろんトンネルは深い山あいに鉄道や車を通すために
掘られている。
簡単にいえば、ある種その山あいが
国境あるいは万里の長城のごとく街を閉ざすことで、
その中に限られた空間ができ、そこに独自の文化が発達したり、
あるいは不便という事で
何かが守られたりするものなのだと思う。
だから汽車でも車でもトンネルを抜けた先の
街がどんな街なのか最近はそれにとても興味がある。
そんな場所に古くから続いているような
ものづくりがあれば、旅はいっそう面白くなるだろう。
つくばのような関東平野にはトンネルといえば、
長城のような高速道路の下のトンネルぐらいのものだが、
これはこれでもある意味をなすのだと思う。
あるいは田んぼや川や大通りや、
そんなものが、境になっていて、あっちとこっちが
違ったりする。
あるいは発達したり、守られたり。
畑の中のちょっとジャンプすれば飛び越えられそうな
お堀でも、そこに伐採した竹を数本ならべて
橋らしきものを作ってみれば、
いつの間にか、人や動物が歩きだす。
文化もなにかこんな些細なきっかけなのだろう。
トンネルがあればさらに楽しみもますが、
陸の孤島を発見するのも
旅人たちにはおつなものではなかろうか。
沼尻真一
- 2010.04.09 Friday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
京都に住むアメリカ人の視点からの学び − 沼尻真一
残念ながら京都という町は病気です。
京都に移ってまもなく、その「病気」に気が付きました。
友人に「京都の堕落はいつから始まったのでしょう?」と
聞くと、彼らは「大体江戸初期からだ」と答えるではありませんか!
それから京都はずっと江戸に対して深い嫉妬心を抱き、
明治になって首都が東京に移った時から京都は
自己嫌悪に陥ってしまったのではないかと思います。
京都は京都が嫌いなのです。
京都市民は京都は「東京」ではないという事実に耐えられません。
なるべく東京に近づこうとしていますが、それでも京都は
東京に追いつかない、という情けない気持ちになっています。
*
この話や文体はアメリカ人特有のものかと思いますが、
実際に日本学に精通した京都に住んだアメリカ人の
とってもストレートな表現と意見なので気になり
取り上げました。
逆に京都の方からは、何千年という歴史から見れば、
天皇さんはちょっと東京に出張にいっているようなものだと
聞いたことがあります。
地方から見れば、東京も京都も違った魅力のある場所ですが、
やはり一番であったというプライドが
様々な気持ちを産むものだと感じます。
つくば市内でも東西南北の地質が違い適した野菜も違う
ぐらいですから、まして関東、関西という遠距離で
気候も風土も違う場所で、同じところをせめぎ合う必要が
ないといういうことでしょう。
京都に相応しい、東京に相応しい最適な
進む場所があるのと同じように、人間ひとりひとりにも
最適な道や場所があると思います。
・自然×OO+自意識 = 進む道
・自然×OO+無意識 = 回り道
それは生まれ育った場所や環境もあれば、縁もあれば、
環境もあれば、努力もあれば、運もあれば
といったところで最後は意識を持って定まって
くるのではないでしょうか。
*
人間を宇宙、世界の中心におき、人間の「理性」によって全存在を分類し、
意味づけるといった人為的作為的な科学の生き方の方向をとるのではななく、
日本的美意識とは人間をも含めて、すべてをあるがまま、
なるままの全体的自然として置くことである。
本来一体となっている自然にわざわざ裂け目を入れる
小さな人間のなまじの知性や理性を排除し、
全存在の中へ人間及び自分自身を溶け込ませてゆくことによって、
美的法悦の境地に達することができる「あはれ」の感覚
*
沼尻真一
- 2010.04.05 Monday
- ◇朔望の畔
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- 沼尻真一/ 美濃陶芸 茶碗展 大賞・現代茶陶展 TOKI織部大賞
知者楽水、仁者楽山 − 沼尻真一
知者楽水、仁者楽山
かしこい人は水を好む、やさしい人は山を好む
山の人は水田の灌漑をどうするかとか、
農業のために必要な集団社会の中での
人間関係の難しさに煩わされることがないため、
生活はたとえ貧しかろうとも心はゆったりとしています。
*
先は今から10年前に日本に暮らしたアメリカ人が記した文章ですが、
農業が瀕死に迫るなか、農村においては、
今でも村社会の決まりがあるのも現実です。
治水、灌漑、牛馬を使った農業、村の人手で
行った茅葺や収穫などで村社会の人間関係が
生まれたのだろうと思います。
しかし農村でなくとも都市で生きたとしても
人間関係の煩わしさは別の意味で表れます。
人にとってもある空間に対して、息詰まる距離ではなく
適度な距離感が必要なのかもしれません。
元をただせば内需が必要と言いながらも
環境対策で住宅建築の推進をはかる政策では、
塀に囲われた過密地域に住ませることしか
考えられていないことは残念でなりません。
日本中、山道も綺麗に舗装しているのであれば
日本の都市計画から規制緩和をする必要があると思います。
人も植物なのだから、どこに住むのが一番心地よいのか
それは誰の目にも明らかです。
沼尻真一
- 2010.03.30 Tuesday
- ◇朔望の畔
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